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結末は演じている側も予想がつかないんです

「ガンスト」鏡華役 金元寿子さん、台本は結構攻め展開

2015年04月29日 12時00分更新

文● MOVIEW 清水 写真●Yusuke Homma
ヘアメイク●茂山友紀子(biswa.)

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ふたつの世界にふたりの鏡華、「アフレコは2倍」

——アニメとゲームの内容は違う?

金元さん:アニメもゲームもだいたい一緒の内容です。ストーリーがしっかりついている分、若干アニメのほうがキャラクターにスポットを当てて観られますね。キャラクターの感情や生い立ちとかがわかりやすくなっています。

——片桐鏡華ってどんなキャラクター?

金元さん:主人公の徹くんが大好きな女の子で、天真爛漫で明るくて無邪気な子です。物語自体はシリアスな部分が多いんですけど、鏡華は基本的にはほんとに明るくて、場の空気のなじみすぎず、自分のペースで戦場に出ています。

 ふたりの鏡華については、私は差を付けずに演じていますが、セリフが若干違います。後から出てくるフロSの鏡華のほうが、ちょっと凶暴というか、戦い慣れしています。

 第十七の鏡華は、この戦いに急に巻き込まれているため、戦闘に対して初心者なんです。フロSのほうは、それまでずっと戦ってきた世界なので、戦闘でも落ち着いているし、徹くんのために「もうひとりの鏡華は殺す」みたいな物騒な考えを持っている子です。

——ふたつの世界の同一人物という設定はやりにくい?

金元さん:結構、たいへんです。超やりにくいです(笑)

 主人公・徹役の阿部敦さんは自分と自分の会話をずっとやってるんです。まず片方を演じて終わってから、その自分のセリフをヘッドフォンで聴きながら、もう1回もうひとりを演じるので2倍の収録になります。1回しっかり演じきったのを1度、リセットして新しく演じ直す感じですね。

 私も5話で自分対自分が出てきました。やりにくかったですね。こんがらがります(笑)。いまどっちの鏡華だろうって。

——ゲームのときと演じ分けてる?

金元さん:どちらも天真爛漫で、明るく演じるのが基本で変わりません。ゲームのときはシステムボイスの収録が多くて、ストーリーはあまり意識せず演じる面もあったのですが、アニメになるといろいろなシーンがあるので、ゲームでは見られなかった表情とか仕草とかが出てきます。それぞれのキャラクターが、より表情豊かな人間らしい感じになってますね。



(次ページ「アニメで初めて理解できた部分も」へ続く)


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