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まだ挿したことのないデバイスがあった!

一体型PCに「m-Stick」を挿して、デュアルPCを完成させてみる……

文●鈴木誠史/ASCII.jp

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大画面の一体型PC「m-One」と、超小型PC「m-Stick」。この2つを組み合わせると何が起きる!?

 2014年末に発表され、その驚くべきサイズが話題にのぼったマウスコンピューターのスティック型PC「m-Stick MS-NH1」。2015年に入ってからも、ストレージ容量を64GBに増強した「MS-NH1-64G」や、冷却ファンを搭載する「MS-PS01F」など新機種が続々と発表されており、「スティック型PC」の勢いはまだまだ続きそうだ。

今回はm-Stickシリーズの「MS-NH1-64G」を使用

 ASCII.jpではこれまで「m-Stick」の活用法をいくつか紹介してきた。テレビやディスプレーに加え、あるときはプロジェクター、またあるときはドッキングステーション……など、HDMI接続が可能なあらゆるデバイスにm-Stickを挿したのだった(関連記事)。

 さて、ここからが本題。「m-Stickを試していないデバイスは、さすがにもうないだろう……」と思っていた矢先、筆者の手元にマウスコンピューターの一体型PC「m-One」が届いたのだった。

 m-Oneは「HDMI入力端子を搭載している」という特徴を持つ一体型PCだ。パソコンとして利用しつつ、レコーダーやゲーム機につなぐディスプレーとしても利用できるようになっている。……というわけで今回は、一体型PCにスティック型PCを挿してみることにした。実用性はともかく、これをどのように使えるのか、どんな可能性を秘めているのかを確かめてみたくなったのだ。

m-OneはHDMI出力端子と入力端子を備えている

一体型PCに、スティック型PCを挿す!

直接挿すとm-Oneが(物理的に)立ち上がらないため、m-Stickに付属するHDMI延長コードを使用する

m-Stickの電源を入れ、m-Oneで入力切替を行なう(PCモードからHDMIモードに変更する)

ここに、デュアルパソコンが完成した。手前の無線キーボードでm-Stickの操作を、奥の有線キーボード&マウスでm-Oneの操作が行なえるのだ。ちなみに表示しているのはm-Stickの画面。見ただけではわからない

その証拠がこちら。Core i5や8GBメモリーを搭載しているはずのm-Oneに、Atom Z3735F/2GBメモリーの表示が

 m-Oneの入力切替により2つのパソコンが使い分けられるのは当然分かっていたので、もう少し踏み込んで使い方を考えてみたい。そこでm-OneのHDMI出力端子を使い、外付けディスプレーをつなげてみた。

HDMI入力端子にm-Stickを、HDMI出力端子に外付けディスプレーを接続する。

すると、このようにデュアルディスプレー環境ができあがる

それからm-Oneで入力切替を行なう。右に写っているのがm-Stickの画面で、左がm-Oneの画面。ふつう、m-Stickを外付けディスプレーを繋げばいいだけに、なんだか頭が混乱してくる(わかりやすくするため、m-One本体の壁紙をグレーに変更している)

マウスコンピューター/G-Tune

マウスコンピューター/G-Tune

(次ページ、「スティック型PC×一体型PC 2台を同時活用してみる」)

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