このページの本文へ

大容量データに最適化、高速なシーケンシャルI/Oと大容量ローカルストレージ

AWS、最大48TBストレージのEC2「D2インスタンス」提供開始

2015年04月03日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 Amazon Web Services(AWS)は3月31日、大容量のデータ保存/処理に適したAmazon EC2の新インスタンス「D2インスタンス」の提供を開始した。最大48TBのローカルストレージを高速なシーケンシャルI/Oで利用できる。

 D2インスタンスは、インテルの「Xeon E5-2676 v3(Haswell)2.4GHz」プロセッサを搭載し、次の4タイプが提供される。

タイプ vCPU メモリ ストレージ NW性能 ディスク
スループット
時間単価
d2.xlarge 4 30.5GiB 6TB(2TB×3) 437MB/s 0.690ドル
d2.2xlarge 8 61GiB 12TB(2TB×6) 875MB/s 1.380ドル
d2.4xlarge 16 122GiB 24TB(2TB×12) 1750MB/s 2.760ドル
d2.8xlarge 36 244GiB 48TB(2TB×24) 10Gbps 3500MB/s 5.520ドル

※Amazon Linux AMIイメージ利用時のディスクスループット(2MiBブロック)
※表中価格は米国東部(バージニア北部)/米国西部(オレゴン)リージョンにおけるオンデマンドインスタンスの時間単価

 D2インスタンスでは「Persistent Grant」をサポートしたLinuxカーネルで最大のディスクスループットを実現するため、AWSでは対応バージョンのLinux AMIを利用することを推奨している。

 D2インスタンスの提供リージョンは、東京のほか、シンガポール、シドニー、バージニア北部、オレゴン、アイルランド、ドイツ。オンデマンドインスタンス、スポットインスタンス、リザーブドインスタンスとして利用できる。

カテゴリートップへ