ドコモの225Mbpsサービス「PREMIUM 4G」開始! 速度を計測してみた!!
2015年04月02日 12時00分更新
3月27日にNTTドコモの下り最大225Mbps(理論値)の通信サービス「PREMIUM 4G」が開始された。格安SIM利用者にも実は気になるサービスで、今までドコモのLTEが増速されるたびに格安SIMのほうの速度もアップしてきた経緯がある。
今回はそんなPREMIUM 4Gの通信速度測定を行なってみた。なお、後述するがキャリアアグリゲーションという方法での増速をうたうPREMIUM 4Gだが、その効果が確実に適用されているかどうかを知る手段がなく、今回の測定はあくまで「おそらく有効」な場所での結果となる。
225Mbpsエリアを求めて歩き回る
225Mbpsのエリアはドコモのウェブサイトの(エリア情報)に掲載されている。まだ最初の段階だけあって地図に落とし込んだものはなく、住所の町名から何丁目程度までをリスト化したものとなっている。
住所だけの羅列ではさすがにわかりにくいのか、主要駅や施設についてはスポット名の欄に具体的な駅名などが書いてある。しかし、駅前と言われても、特に駅前は混雑を想定して複数の基地局のエリアが重なりあっているため、どの位置に立てば必ずエリアになるということでもなく、まして公式な情報もないため、実際には足で探し当てるしかない。
しかも、今回使用したPREMIUM 4G対応モバイルルーター「Wi-Fi STATION HW-02G」の場合、現在の状態表示はLTEか3Gを表示するのみで、LTEのキャリアアグリゲーションが有効で225Mbps通信ができる状態か判断しようがない。つまり、各所で速度を測った上で推測するしかない。
ということで、エリアリストを頼りに筆者が探し当てた速い場所での結果になることをお断りしておく。
まずはドコモのエリアリストを手がかりにいくつかの地点で速度を測定してみたが、速くなった印象はない。もちろん筆者の探し方が悪いと言われてしまえばそれまでだが、本当に速い場所が見つかりにくいのだ。
エリアの判断だが、Wi-Fiのみ通信と設定した「Xperia Z3」とWi-Fi STATION HW-02Gを無線LANで接続し、Xperia Z3側で速度測定アプリを実行。大幅な増速があった場合のみノートPCを取り出して端末間を5GHz帯、IEEE 802.11acで無線LANで接続し、あらためて計測という方法で行なうつもりでエリア探索を開始した。
ちなみに、Wi-Fi STATION HW-02GとPCの間の無線LANの速度は867Mbpsで接続できることを確認しているため、こちら側にボトルネックはなさそうだ。5GHz帯で接続する場合はWi-Fi STATION HW-02G側がDFS機能で同じ周波数帯で妨害を与えないか確認する時間が必要なため、使いはじめるたびに約1分の待ち時間がかかる。このため、本番測定以外は2.4GHz帯で接続していることにご理解をいただきたい。
(次ページへ続く、「やっと225Mbps(と思われる)エリアを発見! 」)
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