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屋根や壁に登るなどしなくても正確なサイズを計測して作業労力を大幅に低減

ライカ、3D座標情報を取得できる世界初のレーザー距離計を発表

2015年04月01日 16時14分更新

文● 行正和義/ASCII.jp

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家などの建物の形状を簡単に3D CADデータに

 ライカ ジオシステムズは3月31日、対象物との距離だけではなく、対象物の3D座標を計測できる世界初のレーザー距離計「Leica DISTO S910」を4月下旬より発売すると発表した。

Leica DISTO S910(下のグリップ/マウントは折りたたみ式

 レーザーが当たった部分までの直線距離を計測する距離計は土木・建築を初めとしたさまざまな分野で利用されているが、Leica DISTO S910は傾斜角や斜距離から3D座標の計測・記録可能。2点間距離や面積などを計算できる。

 本体はタッチパネル式カラー液晶を搭載、カメラも内蔵しており、撮影した建物などの画像のポイントをタッチして計測、距離・面積の計算をすべて本体内で行える。さらにWLAN、USB、Bluetooth接続でタブレットやノートパソコンに接続し、ほか、3D CADフォーマットであるDXFファイルの出力も可能。無償の接続ソフト(Windows、Android、iOS)が提供される。

建築・土木や内装などさまざまな用途に利用できる

 測定距離は最大300m、精度は10mあたり±0.1mm、DXFは1ファイルあたり30点で20ファイルまで作成できる。USBから充電する内蔵リチウムイオン充電池で動作し、約4000回測定可能。本体サイズは幅61×奥行き164×厚み32mm、重量290g。市場想定価格は27万円~29万円。

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