冷却ファン付きスティックPC!? 写真で見る「m-Stick」新モデル

文●鈴木誠史/ASCII.jp

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あの「m-Stick」に冷却ファン付きの新モデルが登場! 価格は2万800円

 昨年末、発売後わずか3分で完売した(関連記事)ことも話題になったマウスコンピューターのスティック型PC「m-Stick」シリーズに、冷却ファン搭載の新モデル「MS-PS01F」が登場した。発売は4月下旬の予定だ。今回、発売前に製品のサンプルを見ることができたので、本記事では写真をお届けする。詳しいスペックなどは別記事を参照してもらいたい。

実際の製品版では、この通気口の奥に冷却ファンが覗けるはず

ファン付きの新モデルは従来からおよそ25mm長く、4mmほど厚くなった。が、指でつまめるサイズであることに変わりはない

丸みを帯びたデザイン。保護キャップを装着するとHDMI端子が完全に隠れるため、製品を知らない人はまさかPCデバイスだとは思わないだろう

こちらの面にはmicro SDカードスロットを搭載。反対側にはUSB 2.0端子と給電用のMicro USB端子がある

裏面。実際に販売されるものには製品表示のシールが貼られている

HDMI端子。両サイドには通気口がある。ファンレスの「MS-NH1」と比べて通気口が増えた

 従来の「MS-NH1」から、搭載するCPU(Atom Z3735F)に変更はない。だが冷却ファンが付いたことで「MS-PS01F」は、さらなるCPU性能の向上が見込めるだろう。

 というのもファンレスの「MS-NH1」は、熱がこもった場合スロットリングによりCPU性能自体を落とし、発熱を下げることでシステムフリーズ等を防ぐ設計になっているからだ。新モデルの「MS-PS01F」がさらに負荷の高い作業ができる手のひらサイズPCになっているかどうか、追って検証してみたい。

 このサイズでパソコンというだけでも驚きだが、今回筆者は「スティック型PCでも冷却ファンが搭載できる」ことに衝撃を受けた。ファンの搭載が可能となったことで、今回の「MS-PS01F」以上に高性能なCPUを搭載するm-Stickも今後登場するはずだと思う。スティック型PCの可能性に引き続き期待したい。