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2015年 春の外部ストレージ祭り! ― 第3回

450MB/秒の爆速モデルも! 多彩なUSBメモリーの世界

2015年04月01日 12時00分更新

文● 二瓶 朗、編集●ハシモト/ASCII.jp編集部

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 春の外部ストレージ祭りの第3回は、イマドキの外部ストレージの花形ともいえる「USBメモリー」を取り上げる。

 まずはUSBメモリーの市場状況について。未だに1GB未満の製品を見かけることもあるが、ほとんどの製品の容量は4GB以上で、メインストリームは32~64GBの製品となっている。

 特に64GBの製品は実売価格が2000円前後、1GBあたりの価格がもっとも安くなるためか売れ筋製品となっているようだ。

 対応インターフェースについては、まだまだUSB 2.0製品のほうが主力だが、USB 3.0対応製品も爆発的に増えてきている。なお、メーカーや製品ごとの価格差はあるものの、インターフェースの違いでの価格差はあまりない。

 ただ、これは「フツーのUSBメモリー」の話。そういった一般的なUSBメモリーは、どの製品も大きな性能差はなく、デザインやブランドで好みのものを選ぶ、という感じになる。

 その一方で、機能や性能でほかの製品と差別化を図ろうとする製品も少なくなく、もちろんそれら“特殊技能”を持ったUSBメモリーの価格は、同容量のフツーの製品よりは高額となる。

 その差額の分、選ぶ価値のある製品も少なくない。ここでは、そんなちょっとした特徴のあるUSBメモリーについて紹介していこう。

速さは正義!? リード450MB/秒の爆速USBメモリー

 USB 3.0対応になってUSB 2.0時代からはるかに読み書きが高速になったUSBメモリー。ところが、一般的なUSB 3.0対応のUSBメモリーのデータ読み込み/書き込み速度をはるかに凌駕する「爆速USBメモリー」が存在する。その代表格である製品が、コルセア「Flash Voyager GTX」だ(販売はリンクスインターナショナル)。

 このFlash Voyager GTX、筐体に頑丈なアルミ製ハウジングを採用した、やや太めのUSBメモリーという感じの外観ではあるが、中身はひと味もふた味も違う。

 というのも、USBメモリーながら、SSD用のコントローラーICを搭載し、内蔵フラッシュメモリーを読み書きしているのだ。要はコンパクトな外付けSSDをUSBポートに直付けしているというところだろうか。

読み込み最大450MB/秒!
コルセア「Flash Voyager GTX」

コルセア「Flash Voyager GTX」。筐体とキャップは共にアルミ製。サイズは幅28×奥行き78×高さ8mm、約30g。実売価格は約3万2000円
コルセア「Flash Voyager GTX」。筐体とキャップは共にアルミ製。サイズは幅28×奥行き78×高さ8mm、約30g。実売価格は約3万2000円

 メーカーのスペック値ではシーケンシャルリード450MB/秒、シーケンシャルライト360MB/秒を誇るとされている。今回はFlash Voyager GTX(256GB)をお借りできたので、実際に読み書きの計測をしてみた。

 その結果は以下のとおり。計測には「CrystalDiskMark」を使用した。なお比較対象として、同じUSB 3.0接続のUSBメモリー(アイ・オー・データ機器「U3-DBL8G/K」、後ほど紹介)も計測した。

 ちなみに、同一のテストを行なったが、テスト完了までFlash Voyager GTXには約2分ほどの時間しかかからなかったが、U3-DBL8G/Kには約10分の時間を要した。

Flash Voyager GTXの計測結果。シーケンシャルライトこそスペック値よりだいぶ劣るが、シーケンシャルリードに関しては425MB/秒とまさに爆速と断言して構わないだろう USB 3.0対応のUSBメモリー「U3-DBL8G/K」の計測結果。違いは明白。いや、高速なはずだが、Flash Voyager GTXと比較するとまさにケタ違いの結果となった
Flash Voyager GTXの計測結果。シーケンシャルライトこそスペック値よりだいぶ劣るが、シーケンシャルリードに関しては425MB/秒とまさに爆速と断言して構わないだろうUSB 3.0対応のUSBメモリー「U3-DBL8G/K」の計測結果。違いは明白。いや、高速なはずだが、Flash Voyager GTXと比較するとまさにケタ違いの結果となった

 高精細なデジカメ画像のような、サイズの巨大なファイルこそネットを介することなくやりとりしたいもの。そういったデータの移動に使うUSBメモリーが爆速だったら言うことはないというものだ。

 ただ、Flash Voyager GTXの場合は256GBで実売価格が3万円オーバーという価格の高さがネックとなる。また、USB 3.0ポートを搭載しているPCでも、USB 3.0ポートが「UASP(USB Attached SCSI Protocol)」に対応している必要がある。Windowsだと8以降対応ということで、古めのPCでは非対応のことがあるので注意したいところ。

 さらに、今回紹介した製品は生産が終了しており、新モデルが登場しているもののまだ市場に出回っていない状態だ。新製品が気になる方は少し待ってみてもいいだろう。

 Flash Voyager GTX以外にも、高速をうたうUSBメモリーがあるので紹介しよう。

読み込み約220MB/秒!
アイ・オー・データ機器「U3-MAX」シリーズ

アイ・オー・データ機器「U3-MAX」シリーズ。128GBは受注生産ということだが、64/32/16GBモデルは市販されており、64GBモデルの実売価格は7000円前後となる アイ・オー・データ機器「U3-MAX」シリーズ。128GBは受注生産ということだが、64/32/16GBモデルは市販されており、64GBモデルの実売価格は7000円前後となる

 128GBモデルの読み込み速度が約220MB/秒、書き込み速度が約135MB/秒という高速USBメモリー。スライド方式でUSB端子を収納できるキャップレス設計。別売のケーブルを利用すればAndroidスマホに接続してデータを転送することが可能だ。

読み込み最大260MB/秒! サンディスク
「エクストリームプロUSB 3.0 フラッシュメモリー」

「エクストリームプロUSB 3.0 フラッシュメモリー」。128GBモデルの実売価格は1万7000円前後 「エクストリームプロUSB 3.0 フラッシュメモリー」。128GBモデルの実売価格は1万7000円前後

 読み込み最大260MB/秒、書き込み最大240MB/秒を実現するUSBメモリー。同梱の「SanDisk SecureAccess Software」でUSBメモリー内にパスワード保護されたプライベートフォルダーを作成でき、万が一紛失したときの情報漏洩を防ぐ。

読み込み最大180MB/秒!
バッファロー「RUF3-HPM」シリーズ

バッファロー「RUF3-HPM」シリーズ。ラインナップは64/32/16/8GBで、64GBモデルの実売価格は7000円前後だ バッファロー「RUF3-HPM」シリーズ。ラインナップは64/32/16/8GBで、64GBモデルの実売価格は7000円前後だ

 新型のUSB 3.0対応コントローラーを採用し、読み込み180MB/秒を実現する高速USBメモリー。PCから引き抜いたときにコネクターが自動収納される「オートリターン機構」を採用する。

次ページへ続く、「デュアル端子搭載USBメモリー

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