コスパ最強! USB HDD2台でRAID1を構築する
USB外付けHDDを2台使う場合、別途ツール類などを使わずとも、Mac OSには標準でRAID 1を構築できる機能が備わっている。今回はバッファローのUSB 3.0対応外付けHDD「HD-LCU3-Cシリーズ」の3TBモデル(実売価格1万3000円前後)で試してみた。
手順はまずアプリケーションから「ディスクユーティリティー」を起動。どんなRAIDを組むか指定し、対象となるHDDをドラッグアンドドロップで追加するだけでいい。詳しい手順は下記のとおりだ。
こうして2台のHDDでRAID 1を構築したら、Macからは1台のHDDとして認識され、ユーザーからも1台のHDDと同様に利用できるようになる。もちろんファイルを1つ追加しても、実際は2台のHDDに同時に書き込みが行われる。ちなみに片方が故障しても、別途新しい外付けHDDを用意すれば、同様の手順で再構築可能だ。
転送速度については「Blackmagic Disk Speed Test」にて計測してみた。結果は書き込みで177.7MB/s、読み込みで189.6MB/sと、3.5インチHDDの標準的な速度がでている。
手持ちの外付けHDDを有効活用する!
Mac OSの機能を使えば、RAID 1の構築もかんたんだが、基本的にRAIDという仕組みは、同じHDDを使うのがキホン。それ以外ではパフォーマンスが低下したり、場合によっては不安定になることもある。
また、すでに手持ちの外付けHDDが1台ある場合、やはりそれを活用したいもの'。そんなときは新しく買ったHDDと、手持ちのHDDの内容を同期するソフトを導入してみよう。同期ソフトは単に指定フォルダーを、別の指定したフォルダーにコピーするだけのものなので、HDDからSSDや、USBメモリーでもストレージであれば何でも問題ない。今回はApp Storeで提供されている「Smart Sync Lite」という同期ソフトを簡単に紹介する。
本ソフトは指定したフォルダーの内容を、もう一方の指定フォルダーにコピーするアプリ。コピーはボタンをクリックして行うマニュアル操作に加え、10分毎/30分毎/毎日/毎週などを指定して自動で定期的にコピーさせることも可能だ。まずはこのバックアップスケジュールの設定を行おう。