実際に視聴してみる
ぬお~! なめらかさが実感できるっ!
24fpsが60fpsになるといっても、何気にFluid Motionは、店頭デモなどでチェックするなど、実際に見てみないと体感できない技術だ。そのため、今回はアニメ「魔法科高校の劣等生」を録画したデータを交えつつ効果をチェックしていく。
すでに述べたように、Fluid Motionはフレームを推定して、新規フレームを足し、60fps相当にしている。そのため、推定しやすい部分からその処理を行なっているようで、画面全体が動くシーンだけでなく、技術的に推定しやすいシーンでも露骨にヌルヌルと動くようになる。そのため、ちょっとしたキャラクターの動きでも適用されているケースもあり、大画面で見る場合とくに体感しやすい。
下の動画は「魔法科高校の劣等生 九校編1」の第8話「九校戦編I」冒頭シーンを、Fluid Motionオフ/オンで録画してみたものだ。ある程度の速さがあるシーンでよく効果がわかる結果となった。とくに司波深雪の髪の動きに注目してほしい。
次の動画は、パンの速度が異なるシーンでテストしてみたもの。大きく背景が流れる場合など、体感的な差はかなりある。
さて、Fluid Motionのフレーム補完がよくわかるものとしてはスタッフロールもある。ほどよく「魔法科高校の劣等生 九校編1」のEDは、左右のパンに加えて、スタッフロールが下から上に流れるものとなっている。
以下の動画は「魔法科高校の劣等生 九校編1」の第9話「九校戦編II」のEDで、120HzでFluid Motionオンオフ、60HzでFluid Motionオンオフを並べてみたもの。スタッフロールだけでなく、背景のエフェクトの動きの差などもわかるものとなっている。また60Hz駆動時のほうが体感しやすい結果ともなった。
60fpsでチェックできるよう144Hz駆動のiiyama製ディスプレー「ProLite G82488HSU」を用意したが、60Hz駆動させた場合でも、Fluid Motionの効果を体感できたため、パネルも合わせて新調する必要はないといえる。
実機でのデモのほうがより体感できるため、実機チェックできるチャンスがあれば、是非足を運んでいただきたいレベルだ。
動画を見るならAPUだ
Fluid Motionをテストしてきたが、動画をよく見る人ほど欲しくなる機能だといえる。アニメだけでなく、実写にも効果的なものになっており、映像をTVパネルなどの大画面に出力して楽しんでいるのであれば、より満足度の高い視聴環境にするべく、AMD APUを搭載したPCを用意するのはとてもアリだ。
Fluid Motionの効果をバッチリ体感できる
魔法科高校の劣等生 九校編1 Blu-ray Disc
記事内で紹介したアニメは、魔法が現実の技術となった世界を描く「魔法科高校の劣等生」だ。累計453万部発行の大人気ライトノベルを映像化した作品で、九校編はそのなかでもとくに人気の高いエピソード。完全生産限定版の価格は6800円(税抜)。
(C) 2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会
提供:AMD
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