水冷クーラー最強王座決定戦の第2回は、薄型の120mmラジエーターとシングルファンを採用したモデルを試していこう。
テスト環境
まずは計測環境をおさらいしておこう。空冷CPUクーラーの性能を見極めた「CPUクーラー最強王座決定戦2014」と同じ「Core i7-4790K」を使用したLGA 1150プラットフォーム。「Core i7-4790K」のCPUクロックを4.4GHzまでオーバークロックしているのも同じだ。
テスト環境 | |
---|---|
CPU | Intel「Core i7-4790K」(4GHz/TB時4.4GHz、4コア/8スレッド) |
マザーボード | ASRok「Z97 Extreme4」(Intel Z97 Express) |
メモリー | PC3-12800 8GB×2 |
グラフィックス | Intel HD Graphics 4600(i7-4790K内蔵) |
SSD | CFD「CSSD-S6T256NHG5Q」(256GB) |
電源ユニット | Seasonic「SS-750KM」(750W/80PLUS GOLD) |
OS | Windows8.1 Pro Update(64ビット) |
Core i7-4790Kは、倍率を44倍に固定し、オールコア4.4GHzで動作するように設定。コア電圧は定格電圧から0.15Vアップさせた1.35Vに調節した。
さらに、CPUへの負荷が低いときに、動作クロックをダウンさせる省電力機能のSpeedStepはdisableに変更。CPUの発熱を増やして簡易水冷クーラーの限界冷却性能を計れるようにしている。その他の計測条件は以下の通り。
- すべてバラック組み、マザーは水平に設置
- 室温20度前後
- 暗騒音32dBA
- シリコングリスは熱伝導率8.5W/m・KのArctic Cooling「MX-4」に統一
- 「HWMonitor」でCPU温度、ファン回転数を確認
なお、テスト環境の詳細は、第1回の記事を参照してもらいたい。
インテル純正空冷クーラーの性能
リテールクーラーアイドル時 | ||
---|---|---|
CPU温度 | ファンノイズ | ファン回転数 |
27℃ | 35.1 dBA | 1650 rpm |
リテールクーラー高負荷時 | |||
---|---|---|---|
CPU温度 | 最高CPU温度 | ファンノイズ | ファン回転数 |
93 ℃ | 98 ℃ | 38.5 dBA | 2102 rpm |
→次のページヘ続く (DEEPCOOL「MAELSTROM 120」)
この連載の記事
-
第3回
PCパーツ
勝者決定! 簡易水冷クーラー7製品の性能比較【第3回】 -
第1回
PCパーツ
簡易水冷クーラー7製品の冷却性能を見極める!!【第1回】 -
第-1回
PCパーツ
初開催! 120mm簡易水冷CPUクーラー王座決定戦 - この連載の一覧へ