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シビック TYPE R復活! ジュネーブモーターショーで注目の日本車たち

2015年03月21日 17時00分更新

文● 真鍋裕行

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今年はコンセプトカーが多数出展!
ジュネーブモーターショーで初披露された日本車を中心にお届け

 前回のレポート(関連記事)ではスーパースポーツ系のワールドプレミアを紹介したが、ジュネーブモーターショーでは各メーカーで初公開されたモデルがまだまだ存在する。

 昨今のジュネーブモーターショーでは、燃料電池やプラグインハイブリッド、ピュアEV、天然ガス車などさまざまな環境性能に優れた技術を発表する機会が多かったのだが、今年は実用的なモデルや今後のデザインを示唆するコンセプトカーが多数出展された。

 とくに国内メーカーは、ホンダの新型「シビック TYPE R」やスズキの2台のコンセプトカー、レクサス、インフィニティなど多くの注目車種がワールドプレミアを行ない、注目を浴びていた。

 それでは国内メーカーを中心にワールドプレミアモデルを紹介していこう。

日本が誇るホットハッチ
ホンダ シビック TYPE R

 今回のジュネーブモーターショーで、日本メーカー最大の注目モデルとなった新型「シビック TYPE R」。エンジンは、TYPE Rとしては初となるターボを装備。直列4気筒2.0L直噴ターボ「VTEC TURBO」が発揮する最高出力は310psで、最大トルクは400Nm。トップスピードは270km/hで、0-100km/hの加速タイムは5.7秒をマークする。

 他のライバルを「ぶっちぎる」というコンセプトの元に開発された新型シビック TYPE Rは、ニュルブルクリンク・北コースを7分50秒63で周回し、FFモデル最速タイムを記録した。欧州ではすでにオーダーが始まっていて、価格は国によって異なるが約3万5000ユーロとなっている。国内への導入も決まっているが、時期や仕様、価格などは現在検討しているということなので、続報を待とう。

インフィニティ初の前輪駆動!
INFINITI QX30 CONCEPT

 成長著しいコンパクトクロスオーバーのセグメントに参入するべく、インフィニティが初公開したのが「QX30コンセプト」。インフィニティブランドでは初のFFモデルとなるQ30コンセプトをすでに一昨年に発表していて、開発が進んでいる。そのQ30をクロスオーバーとして仕立てているのがQX30コンセプトになる。

 同ブランドの持つプレミアム感やスポーティーさを前面に出したデザインは、クロスオーバーになっても変わらない。内装も高級感のあるレザーやステッチ、配色にもこだわるなど、欧州のプレミアムメーカーが待ち受ける市場でも存在感を示せるはずだ。

コンパクトレクサス!
LEXUS LF-SA CONCEPT

 「LF-SAコンセプト」は、レクサスブランドの中でもっともコンパクトなサイズとなるショーカー。企画から開発、生産まで欧州のデザインセンターが担当しているモデルで、欧州の大都市では人気のあるウルトラコンパクトクラスのサイズで作り上げている。

 コンパクトでありながらもレクサスらしい質感や洗練されたデザイン性は保っていて、外観はブランドを象徴するスピンドルグリルを採用し、内装はドライバーを包み込むようなコクピットとなっている。ボディーサイズは全長3450mm×全幅1700mm×全高1430mmで、シート配置は2+2。


(次ページでは、「スズキが2台のコンセプトカーを出展!」)

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