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楽天が米OD社を買収、図書館の電子書籍貸与ビジネスに参入

2015年03月20日 03時18分更新

記事提供:通販通信

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20150320_楽天 楽天(株)は19日、図書館向け電子書籍配信サービス「OverDrive」を提供するOverDrive社(米国・オハイオ州クリーブランド)の発行済み全株式を約4.1億ドルで取得し、完全子会社化すると発表した。同社の買収で、楽天は図書館や教育機関への電子書籍貸与ビジネスに参入する。

 「OverDrive」は、図書館や教育機関などに電子書籍などの貸し出しをサポートするB2B2C型の電子書籍配信サービス。米国、カナダ、英国など約50カ国で、250万以上のタイトルを3万以上の施設に提供しており、普及率は世界最大となる。ユーザーは、図書館や教育機関の貸出IDを利用し、PCやモバイル端末からアプリ経由で「OverDrive」にアクセスすれば、電子書籍などのデジタルコンテンツを借りることができる。貸出期間終了後は利用できなくなるので、返却の必要はない。

 楽天は、2012年にグループ入りしたKobo社とOverDrive社が互いのネットワークを活用したシナジー効果に期待。電子書籍事業の成長を加速化する。

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