公衆無線LANサービス/モバイルサービスを提供するワイヤレスゲートは、「FON」を運営するFon Wirelessおよびその日本法人と、日本のWi-Fiインフラ拡充に向け、取り組みを強化すると発表した。
具体的には今日19日からヨドバシカメラで、国内では初登場となる小型のFONルーター「Fonera mini」の販売を開始。自宅に設置することで、国内外のFONのWi-Fiスポットが利用可能になる。
Fonera miniは81×81×28mm/67gという小型筐体で、IEEE802.11b/g/nに対応。通信速度は最大150Mbps。価格は4950円。
また、法人向けサービスとしてはアンデコの「M-Store Platform」をサポートする。M-Store Platformは、商業施設内などにおける移動販売者向けに各種プラットフォーム(電気、水など)を提供しているサービスであり、ここにFonera miniによるWi-Fiスポットを加えることで、店舗の付加価値がさらに増すというものだ。
ワイヤレスゲートでは、東京五輪に向けて、訪日外国人の増加に合わせて20万ヵ所のWi-Fiスポット構築を目指す。また、インフラ事業者にとってはどうしてもコストとしての重しになりがちなWi-Fiスポットを、法人向けサービスとの連携やビッグデータの活用によって収益化を目指すとした。