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リアルタイム脅威情報をセキュリティソリューションに組み込み

NEC、米サイバー攻撃情報会社と提携しインテリジェンス強化

2015年03月17日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 NECと子会社のインフォセックは3月16日、セキュリティ事業において重要となる脅威情報(サイバーインテリジェンス)の強化を目的として、サイバー攻撃情報サービス会社である米ノース・コーポレーション(Norse Corporation)との提携を発表した。

ノースでは数百万のセンサから収集した攻撃データを分析し、脅威情報を提供している。(画面は同社「IP VIKING Live」のイメージ)

 ノースでは、世界40カ国にある約160のデータセンターで1日あたり200TBにおよぶ情報を収集/分析し、ソフトウェアの脆弱性や、サイバー攻撃者が保有するIPアドレス/URLなどのサイバー攻撃情報を、リアルタイムに提供するサービスを行っている。

 今回の提携に基づき、NECではノースが提供するサイバー攻撃情報を自社の収集情報に組み入れ、すでに提供している「サイバーセキュリティ総合支援サービス」や「脅威・脆弱性情報管理ソリューション」を強化する。

 また、情報セキュリティ専業のインフォセックでは、ノースとの1次代理店契約(全世界対象)を締結。まずは日本国内とASEAN各国を対象として、ノースのサービスを販売していく。

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