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物件探しに便利! なのか!? iPhoneで部屋の傾きを調べるテク

2015年03月15日 17時00分更新

文● らいら(@lyrahm) 編集● ASCII.jp

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 3月といえば、新生活に向け慌ただしい日々を過ごす人は多いだろう。3月ギリギリまで部屋を探すという人もいるはずだ。物件探しで欠かせないのが内覧だが、部屋をチェックする際は傾きを見ておくことも重要である。

iOS 7がリリースされた直後は話題となった機能だが、もともと地味なアプリのうえ、2013年以降にiPhoneユーザーとなった人も多く、意外と知られていない機能の1つだ

 傾きを見て何が分かるのだろうか? たとえば、床が大きく傾いていれば施工不良の可能性があるし、逆にベランダで側溝に向かって傾きが足りないと、雨が流れず水たまりができてしまい不衛生だ。体感ではわかりづらいポイントだからこそ、正確な計測が必要となる。

 実はiOS 7以降では、標準アプリ「コンパス」に、地面に対する傾斜を調べられる「水準器」機能が追加されている。iPhoneでさっそく使ってみよう。

 「コンパス」アプリを起動し、方位磁石の画面を左にスワイプすると、水準器機能が現れる。テーブルや床など、平らな場所へ置くと0度前後の角度が表示されるはずだ。

iPhoneを傾けると、それに合わせて2つの円がぐるぐる揺れる。最初見たときは、傾きを2Dではこのように表現するのかと驚いたものだ

 2つの円が重なりぴったり0度になると、黒い画面がグリーンに変化し水平であることを教えてくれる。

遠い場所に置いてもわかりやすい

 水準器機能はiPhoneを立てて使うこともできる。画面を上に向けて寝かせたときは2つの円で傾きを表現していたが、iPhoneを立てると水平線を使って角度を表す。壁の出っ張りなど、iPhoneを寝かせて計測できない場所では立てて使うことが可能だ。

高い位置での計測にも役立つ。使い方次第でかなり便利な機能だ

 また、ある一定の傾きを基準にしたい場合は、画面をタップすればその角度が0度に設定される。基準にした角度との差は赤く塗りつぶされるのでわかりやすい。

基準にした角度との相対的な差は赤色で表示される。数字まで傾くこだわりの演出はアップルらしい

 冒頭では建物の傾きを調べる例を挙げたが、DIYで何かを作ったり修理するときにも役立つ。頭の片隅にでも覚えておけば、いざというときに活躍するTipsとなるだろう。


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