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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 第142回

自分の好きな音を持ち運べるようになりたい

真空管アンプを持ち歩ける時代がくる? Nutubeの未来を探る

2015年03月14日 12時00分更新

文● 四本淑三

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Nutubeは発展途上で色々な可能性がある

―― お答えいただける範囲でいいのですが、あれ(ギターアンプ)以外の試作はしています?

森川 同じものがもう1台ずつありますけど、っていうくらいですかね。

―― 楽器以外のアプリケーションは考えていらっしゃいますか?

遠山 いろんな質問がきていて、どうしようか検討中です。思ったより、発表してみての反響が大きくて。個人的に買いたいという方もいらっしゃいますし。

―― では、パーツとして一般に売ってもらえるんでしょうか?

遠山 それも検討中です。

―― ううむ、さすがに皆さん口が堅いようなので、質問を変えますが、試作品を設計されたお二方はNutubeで何を作りたいですか?

森川 やっぱり真空管アンプは重いというのが一番問題で、ライブハウスに自分の機材を持っていくのはつらいものがある。そういう時代が変わればいいなと思います。

三尾 コンプレッサーが好きなので、真空管入りのコンプレッサーなんかが欲しいなと。もっとコンパクトにして。

―― いいですね。三枝さんはこれでシンセを作られるんですよね?

微笑む三枝さん

三枝 まあ、応用できるものは色々あると思います(にっこり)。

―― ではNutubeを使った製品が実際に出てくる時期はいつ頃でしょう?

森川 今年中に発表という形にできればいいかなと。

―― 最初に出てくるのはギターアンプですか?

(全員にっこり)

遠山 小さくなると色々なことが考えられますよね。Nutubeのアプリケーションも、Nutube自体も、まだまだ発展途上で、可能性があるので、楽器にとらわれずに色々なことを考えたいなと思っています。

終始にこやかで口が堅かったNutube開発チームの皆さん

(次ページでは、「Nutubeに期待する理由とは」

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