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ゲームアプリの事前登録で登録者数を伸ばす5つの手法

2015年03月17日 11時00分更新

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 ゲームアプリの事前登録の重要性については「事前登録ユーザーは本当にアクティブ率が高いの?~プロモーション別アクティブ率比較!!~」で書かせて頂きました。その事前登録の手法も、最近では各社さまざまな手法を用いて展開しており、「事前登録者数●●人突破」という表記をよく見るようになりました

 今回は、他社さんの事例を参考に「事前登録で登録者数を伸ばす効果的な手法とは?」について調べてみました

事前登録者数が多いタイトルとは?

 今回は比較的新しいタイトルで事前登録者数が5万人を突破したタイトルを並べてみました。抜け漏れあるかもしれませんが、ご容赦ください!

事前登録者数を伸ばすポイント

 事前登録者数を伸ばしているタイトルは具体的にどのような手法を用いているのかを調査してみると、大きく2つに分けられると感じました。

1.定期的にメディアに掲載して事前登録の認知を広げている
どんなに力を入れて事前登録を準備しても、認知してもらわなければ情報を届けられません。事前登録者数を伸ばしている多くのタイトルは、積極的にメディアへ情報を発信しており、メディア掲載による認知向上を図っているように感じます。
2.事前登録の施策を工夫する
事前登録者数が多いタイトルは、事前登録の仕組みにも力を入れています。この仕組みによって、集客数を更に伸ばしています。集客数を伸ばしているタイトルの施策を比較してみると、実は幾つかのパターンに分類することが出来ますので、パターン別にご紹介します。

事前登録施策5パターン

 事前登録者数を伸ばしているタイトルの施策を、5パターンに分類してみました。

限定インセンティブ型

 この機会でしか手に入らないアイテムやキャラなどがプレゼントされる、事前登録の中でも一番オーソドックスなパターン。最近ではいくつかのインセンティブから選択出来るものもあります。

別タイトルインセンティブ型

 事前登録を完了すると、他タイトルのインセンティブが付与されるパターン。自社タイトルのユーザーを事前登録タイトルへ誘導するために有効な手段です。

ガチャインセンティブ型

 事前登録時にガチャで引いたキャラを本リリース時に使えるパターン。フルボッコヒーローズで一躍話題になったフライングゲットガチャの手法は今も健在です。一定数以上ガチャを回すためにはTwitteのシェアなどが必要となるため、ソーシャル上への拡散が期待できます。現在はフライングゲットガチャを進化させた方法が幾つか登場しつつあります。

アンロック型

 ダウンロード数に応じて、インセンティブが解放されていくパターン。テラバトルで話題になった方法ですね。ダウンロード数を増やせばより良いインセンティブがもらえるため、ユーザーが能動的にSNSへシェアしたり、友だちを招待したりする効果が期待できます。達成の進捗状況を公表していけば、サービスの盛況感もうまく作れそうです。

友だち招待型

 事前登録期間中に友だちを招待した人数に応じてインセンティブがもらえるパターン。SNSへのシェアや友だちを誘ってくれる効果が期待できそう。

まとめ

 上記の内容から、事前登録者数を増やすうえで大事なポイントをまとめてみました。

  1. メディアへの情報提供を積極的に行い、ゲームメディアで情報を取り上げてもらう機会を増やすことで、コアなターゲット層にアプローチする。
  2. 事前登録の際、TwitterなどのSNSへのシェア機能を盛り込み、コアターゲット層にシェアを活用してもらうことで、他のユーザーの認知を拡大させる。
  3. 認知が広がり、見込み層を獲得する。

    再び2のアクションを促し、3に繋げるを繰り返す

 1~3のポイントを抑えることで、SNSへのシェアが増え、見込み層への認知が広がり、集客の拡大につながると考えています。事前登録の手法も日進月歩進化していますので、他社さんの事例を参考にしつつ、最適なアプローチをしていきましょう。

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