インテルは、Xeonプロセッサー・シリーズとしては初となるSoC(システム・オン・チップ)技術を用いたXeonプロセッサーD製品ファミリー(以下、Xeon D)を発表した。
Xeon Dは、マイクロサーバー、ストレージ、ネットワーク、IoT(Internet of Things)向けとしては第3世代となる64ビット対応のSoC製品。第2世代の「Atom C2750」と比較して、Xeon Dはノードあたりの性能を最大3.4倍、1ワットあたりの性能を最大1.7倍に向上させたという。
データセンター向けプロセッサーとして業界標準となるIAコアとの組み合わせにより、I/O(PCI Express、USB、SATAと汎用I/Oインターフェース)に加え、2ポートのインテル製10ギガビット・イーサネットを単一パッケージに搭載。TDPは約20Wで、最大128GBのメモリーをサポートする。
「Xeon D-1520」と「Xeon D-1540」は本日10日より発売される。この2製品によりウェブ・ホスティングやクラウド・サービス事業者は、ウェブ・ホスティングやメモリーキャッシング、動的なウェブ・サービスやストレージなど、さまざまなワークロードに対応できるとしている。
スペック表 | ||
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モデルナンバー | Xeon D-1520 | Xeon D-1540 |
コア数 | 4 | 8 |
動作周波数 | 2.2GHz | 2.0GHz |
価格 | 199ドル | 581ドル |
また、2015年後半にはネットワーク、ストレージ、IoT向けに最適化された包括的な製品を発売する予定だ。こちらは、ストレージやネットワーク機器向けに最適化されおり、エントリー・モデルのSANやNASのストレージ、エッジ・ルーター、無線基地局に加え、産業用IoT機器などの用途向けにも提供される予定だ。