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パワフルなPOWERアーキテクチャの物理サーバーを利用可能に

IBM SoftLayer、OpenPOWERベアメタルサーバーを追加へ

2015年03月10日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 米IBMは米国時間3月4日、クラウドサービスの「IBM SoftLayer」で、新たにOpenPOWERベースのベアメタルサーバー(物理サーバー)の提供予定を発表した。提供開始は2015年第2四半期からを予定している。

 SoftLayerのクラウドサービスは、仮想サーバーに加えてベアメタルサーバーも“クラウドライク”に発注/利用できるのが大きな特徴となっている。必要なサーバー構成をWebポータルなどで指定すれば、2~4時間程度でクラウド環境内にベアメタルサーバーがデプロイされるため、高いパフォーマンスを要求する顧客を中心に多く利用されている。

現在は28構成のXeonサーバーがベアメタルサーバーとしてラインアップされている

 今回、SoftLayerでは新たなラインアップとして、Linuxアプリケーションが稼働するPOWERアーキテクチャのベアメタルサーバーを、今年第2四半期からをめどに提供する。当初は米国テキサス州ダラスのデータセンターから提供を開始し、その後グローバルに提供を拡大していく計画(東京データセンターでの提供開始時期については未発表)。

 IBMでは「OpenPOWER Foundationの設計思想に基づくOpenPOWERサーバーを活用することで、パブリッククラウドやプライベートクラウド上のデータ量の多いワークロードの管理を向上させることが可能になる」と述べている。

 なお、OpenPOWERベアメタルサーバーの価格や構成については、提供開始時にあらためて発表される。

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