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10.3型と比較、オフィス外での使い勝手は圧倒的?

デジタイザー付きの東芝Winタブは、8型だからこそできることがある

2015年03月06日 08時00分更新

文● 八尋/ASCII.jp

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10.3型「dynabook Tab S90/S80」と8型「dynabook Tab S68」を比較

 東芝とワコムが協業で開発したWindowsタブレットは、10.3型「dynabook Tab S90/80」と、8型の「dynabook Tab S68」の2モデルある。どちらもデジタイザーが付属し、ビジネスに役立つアプリ「Tru シリーズ」を標準搭載している。ペン付のタブレットだから、ディスプレーは大きい方がいいじゃないかと思うかもしれないが、8型ならではの良さもあるのだ。今回は、サイズが異なる2モデルを比較しつつ、両サイズならではの使い勝手を紹介しよう。

 まずはスペックについて。dynabook Tab S90/80dynabook Tab S68は、どちらもAtom Z3735F(1.33GHz)、2GBメモリー、64GB フラッシュメモリーを搭載している。OSはWindows 8.1 with Bing(32bit)を採用する。ディスプレーの解像度は1280×800ドット。10.1型の最上位モデルdynabook Tab S90のみBluetoothキーボードが付属する点を除けば、全モデルともスペックは違いがない。

どっちのサイズにするかは、使う場所や用途で選ぼう

10.5型Windowsタブレット「dynabook Tab S90/S80」

8型Windowsタブレット「dynabook Tab S68」

 本体サイズは、dynabook Tab S90/80が、およそ幅258.8×奥行175.0×高さ9.1mmで、重さはおよそ565g。dynabook Tab S68が、およそ幅132×奥行210.7×高さ9.6mmで、重さはおよそ395g。どちらもバッグにいれて持ち運べるサイズだが、10.3型を電車の中などで使用するのは少し辛い。8型であれば、どこでも片手で持って使用できる。落ち着いてガッツリ使いたい人は10.3型、いつでもどこでも使いたい人は8型がいいだろう。

dynabook Tab S68は片手で持てるサイズ。男性用スーツのポケットにも入る

全てタブレットで済ませたい人は10.3型、パソコンと並行で使いたい人は8型

 dynabook Tab S90/80dynabook Tab S68は、どちらもOffice Home and Business 2013を搭載しており、WordやExcel、PowerPointの閲覧や編集ができる。10.3型のdynabook Tab S90はBluetoothキーボードが付属しているので、机さえあればどこでもパソコンライクに作業が可能だ。Officeの作業を全てタブレットで済ませてしまいたい場合は、10.3型がいいだろう。しかし、Officeを使ってガッツリ作業する時は、パソコンで作業したい人も少なくない。簡易的な編集や、会社から離れた場所でも閲覧だけしたいという場合は8型を選択すればよい。

dynabook Tab S90にはカバーにもなるBluetoothキーボードが付属。ノートPCライクに使用できる

 また、ノートアプリTruNoteの使い勝手にも違いが出てくる。10.1型はディスプレーが大きいので、より多くの情報を書き込める。また、書き込んだ後に写真を入れるなど、資料を編集しやすくまとめやすく、WordやPowerPointとの連携もしやすい。しかし、机が無い時の長時間の会議などでは、片手で支えて文章を書き続けるのは少し辛い。その反面、8型は片手でモデルサイズで、机が無い場所でもしっかり書き込める。付属のデジタイザーは、斜めに持ってもちゃんと書き込めるので、書き漏れの心配はない。

TruNoteは書き込んだ後にしっかり編集できる。書き込んだデータをそのままタブレットでガッツリ編集したいならdynabook Tab S90/S80、ノートPCと使い分けるならdynabook Tab S68を選択

暇な時にタブレットで何をするかも選択の理由に

 私は、休憩時間など時間が空いた時に、机にタブレットを置いてYouTubeやHuluなどを利用して動画を見ている。動画を見る際はディスプレーは大きい方がいい。しかし、片手で持って電子書籍を読んだり、ウェブブラウジングをする際は片手で持てるサイズのタブレットの方がよい。

microHDMI端子は10.1型のみ搭載

 インターフェースについてだが、microHDMI端子は10.1型のみ搭載となる。8型には搭載していないので、プレゼン資料や映像を大画面に出力して使用したい場合は「dynabook Tab S90/80」を選択したほうがいいだろう。

microHDMI端子はdynabook Tab S98/S80のみ搭載(左がdynabook Tab S90/S80、右がdynabook Tab S68)

バッテリー駆動時間は8型の方がやや長め

 バッテリー駆動時間については、dynabook Tab S90/80が最大およそ9.5時間で、dynabook Tab S68が最大およそ10.5時間(どちらもJEITAバッテリー動作時間測定法Ver1.0)。アダプターはどちらも小型なので、一緒に持ち歩いても負担にならない。dynabook Tab S68の方が1時間ほど長めだが、駆動時間はどちらかを決める判断材料にはならなそうだ。

ACアダプターのサイズは同じで、どちらも小型

決め手は使い方と場所

机に置いてガッツリ使用したい人はdynabook Tab S90/80を、どこでも片手に持って使用したい人はdynabook Tab S68を選択すればよい

 タブレットのサイズは、使う場所や用途によって使い勝手が変わってくる。dynabook Tab S90/80dynabook Tab S68は、デジタイザーが付属するタブレットであるがゆえに、よりディスプレーの大きさや重さ、厚さがどちらを選ぶかの決め手になる。10.3型のdynabook Tab S90/80は、机がある環境でガッツリ作業したい人向け、dynabook Tab S68は場所を選ばずどこでも片手に持って使いたい人向けの製品ではないだろうか。

主な仕様
機種名 dynabook Tab S90/NG dynabook Tab S80/NG dynabook Tab S68/NG
CPU Atom Z3735F(1.33GHz)
メモリー 2GB
ストレージ 64GB フラッシュメモリー
ディスプレー 10.1型(1280×800ドット) 8.0型(800×1280ドット)
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)、Bluetooth 4.0
インターフェース microUSB 2.0端子×1、microHDMI端子×1、ヘッドセット/ヘッドフォン端子×1、SDカードスロット×1 microUSB 2.0端子×1、ヘッドセット/ヘッドフォン端子×1、SDカードスロット×1
センサー GPS/電子コンパス/加速度センサー/ジャイロセンサー
内蔵カメラ 前面:約120万画素、背面:約800万画素
サイズ/重量 およそ幅258.8×奥行175.0×高さ9.1mm/およそ565g およそ幅132×奥行210.7×高さ9.6mm/およそ395g
付属品 Office Home and Business 2013パッケージ版、専用デジタイザー、Bluetoothキーボード Office Home and Business 2013パッケージ版、専用デジタイザー
OS Windows 8.1 with Bing(32bit)

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