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初期費用なし、月額従量制でクラウドストレージと解析環境を提供

IIJ GIOのビッグデータ活用向けクラウドストレージ正式開始

2015年03月03日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 インターネットイニシアティブ(IIJ)は3月2日、ビッグデータ活用に適したクラウドストレージサービス「IIJ GIOストレージ&アナリシスサービス」の正式提供開始を発表した。データの収集から蓄積、解析のための環境を、ワンストップサービスとして提供する。

IIJ GIOストレージ&アナリシスサービスの概要

 IIJ GIOストレージ&アナリシスサービスは、Amazon S3互換のREST APIを持つ、堅牢性の高い(99.999999999%)クラウドストレージを提供するサービス。IIJでは、2014年11月から試験サービスとして同サービスを提供してきた(関連記事)

 今回、ストレージに蓄積されたデータを「Hadoop/Hive」を用いて検索、不要データ削除などの加工を行い、集計/平均/マッチングなどの解析処理が行える「解析オプション」が新たに追加された。さらに、外部BIツールなどとの連携のために、WebインタフェースやAPI、JDBCドライバなどの環境も用意されている。

 利用料金(税抜)は、1TBあたり7000円のクラウドストレージ利用料金のほか、データ転送料金、解析オプション利用料金で構成される。いずれも初期費用がかからないため、手軽にビッグデータ活用の取り組みを始めることができる。

課金対象 料金体系 提供単位 初期費用 月額費用
ストレージ使用量 従量制 1TB 0円 7000円
クラウドストレージからの
ダウンロードデータ転送量
従量制 1GBまで 0円 0円
1GB超~1TB 1万円
以降1TBごと 1万円
解析オプション 1インスタンス 0円 1万円

※クラウドストレージへのアップロードには転送量はかからない。
※解析オプションの1インスタンスのスペックは、CPU1コア相当、メモリ4GB、計算用ストレージ400GB。

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