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F5のロードバランサ機能を組み込んだ通信事業者向けアプライアンスを製品化

NEC、F5と提携しトラフィック制御ソリューションを強化

2015年02月27日 12時45分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 NECは2月27日、通信トラフィック制御領域において米F5ネットワークスと提携したことを発表した。NECの「Traffic Management Solution(TMS)」で、仮想化したF5のロードバランサを組み込んだアプライアンスサーバーを通信事業者向けに販売する。

 NECのTMSは、モバイルキャリアなどの通信事業者向けトラフィック制御ソリューション。ユーザーの「体感品質(QoE)」を指標化、数値として可視化し、トラフィックの最適化を図ることで、サービス利用率や通信事業者の収益率向上を図る。

NECの「Traffic Management Solution(TMS)」概要。複数のツール(コンポーネント)で構成されている

 今回は、トラフィック最適化や可視化、コントローラーなどのコンポーネントとF5のロードバランサ機能を同一のハードウェアに実装した「TMSアプライアンスサーバー」を提供する。これにより、従来比で、TMS導入時のハードウェアコストや設置スペースを5割、また導入期間を4割程度低減できるとしている。

TMSアプライアンスが提供する機能群。F5のロードバランサ機能(最下部)が同一ハードウェアに組み込まれている

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