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4月からより高機能な「MaaS360」のトライアルサービスを開始

IIJ、クラウド型モバイル端末管理サービスを日米で強化へ

2015年02月27日 09時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 インターネットイニシアティブ(IIJ)と米子会社のIIJ Americaは2月25日、クラウド型のモバイルデバイス管理サービス「IIJ Smart Mobile Managerサービス」のラインアップ拡充を発表した。高度な端末/アプリケーション管理機能を提供し、多言語化にも対応した「IBM MaaS360」を、4月よりトライアルサービスとして提供する。

 IIJ Smart Mobile Managerサービス(SMM)は、企業向けのiOS/Androidデバイス管理サービス。端末のリモートロックやリモートワイプ、デバイス証明書連携、端末へのアプリケーション配信などの機能を提供している。

 今回は、よりきめ細かな顧客ニーズに対応すべく、IBM MaaS360(関連記事)を採用して「IIJ Smart Mobile Managerサービス/MaaS360」として提供する。

 MaaS360の端末管理機能では、リモートロック/ワイプなど一般的なMDM(モバイルデバイス管理)機能に加えて、端末のロケーションに基づく動的なポリシー適用、BYOD利用時のプライバシー保護(個人情報の収集の無効化)などの設定が可能。またアプリケーション管理機能では、アップルの「Volume Purchase Program(VPP)」に対応しており、端末へのApp Storeアプリの一括配信/回収ができる。

 また「セキュアAppコネクトオプション」を利用することで、端末上のビジネス専用領域から個人領域へのデータコピーを禁止し、社内ネットワークへの安全なアクセスを許可できる仕組みとなっている。

MaaS360の「セキュアAppコネクトオプション」概要

 両社では日米市場向けに、4月からトライアルサービスの提供を開始する。正式サービス開始時期は未発表だが、正式サービス提供時の利用料金(予定、税抜)は、月額1万円(30デバイス)からとなっている。

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