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最新パーツ性能チェック ― 第173回

4万円弱と格安の8TB HDD「ST8000AS0002」をNASで運用してみた

2015年03月08日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

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 3万円台の手頃な価格で、Serial ATA対応3.5インチHDDの最大容量となる8TBを実現したSeagateの「ST8000AS0002」。

 いち早く、8TBを実現したHGST製の「HUH728080ALE600」(約8万円弱)の半分以下の価格とあって、発売当初から潤沢に入荷し、継続して再入荷しているオリオスペックでは、売れ行き絶好調だという。

Seagate「Archive HDD」シリーズの容量8TBモデル「ST8000AS0002」。実売価格は3万8000円前後

 筆者も、愛用しているQNAP製NASの挙動が、原因不明でおかしくなったのを機に、3TB×4台によるRAID5と3TB×2台のRAID1ストレージのバックアップの重要性を再認識。2009年に起きたSeagateの黒歴史が筆者の脳裏をよぎるものの、NASのバックアップ用として注目していた一品だ。

 Western Digital「WD Green」シリーズに属する容量6TBモデル「WD60EZRX」の価格が2万8000円程度の水準まで戻るようなら、迷わず「WD60EZRX」を購入したのだが、そううまくはいかず……。

 Seagateの「ST8000AS0002」が発売から2週間経ち、NASでの動作報告やUSB接続での外付け使用報告などの情報がチラホラと出てきたのもあり、我慢できずに「ST8000AS0002」を購入してしまった。

 というわけで、動作確認も兼ねてベンチマークを実行。軽~く性能や挙動などをお伝えしていこう。

 ちなみに現状の売れ筋HDDの1GBあたりの単価は以下の通り。コスパは3TBが最も高く、円安による価格上昇幅が小さかった東芝とSeagateが、ともに4円を切っている。

主要な売れ筋HDDの1GB単価(2015年2月下旬調べ)
容量 製品名 実売価格 GBあたりの単価
8TB Seagate「ST8000AS0002」 3万8000円前後 4.75円
6TB Western Digital「WD60EZRX」 3万1000円前後 5.17円
Western Digital「WD60EFRX」 3万4000円前後 5.67円
5TB Seagate「ST5000AS0011」 2万3000円前後 4.60円
Western Digital「WD50EZRX」 2万2000円前後 4.4円
Western Digital「WD50EFRX」 2万8000円前後 5.6円
4TB 東芝「MD04ACA400」 1万7000円前後 4.25円
Seagate「ST4000DM000」 1万6000円前後 4円
Western Digital「WD40EZRX」 1万7000円前後 4.25円
Western Digital「WD40EFRX」 2万円前後 5円
3TB 東芝「MD04ACA300」 1万1000円前後 3.67円
Seagate「ST30000DM001」 1万1000円前後 3.67円
Western Digital「WD30EZRX-1TBP」 1万2000円前後 4円
Western Digital「WD30EFRX」 1万4000円前後 4.67円

 「ST8000AS0002」が属する「Archive HDD」シリーズは、アーカイブ(データ保管)向けをうたっており、プラッタ密度をアップさせるSMR技術(Shingled Magnetic Recording)を採用したSeagate初のHDDになる。

 8TBモデルの主なスペックは、インターフェースがSATA3.0、回転数が5900rpm、キャッシュ容量は128MB、ディスク枚数は6枚で1プラッタあたりの容量は1.33TB。

 Seagateによると「エンタープライズ向けの製品と同クラスの品質で設計されている」とのこと。また、24時間365日駆動の想定やNASなどに複数台搭載した際の振動の影響を最小限に抑える“回転振動(RV)センサー”なども搭載されている。

 なお、「Archive HDD」シリーズの保証期間は3年間と長め。動作確認前にSeagateのRMA(返品保証)申請サイトで確認したところ、しっかりと2018年2月6日までになっていた。ちなみに購入は2月20日なので、工場出荷から約2週間でアキバのショップに並んでいることになる。

シリアルと型番を入力すれば、簡単に保証期間を調べられる。SeagateはWestern Digitalなどと違って、ユーザーからのRMA申請時も海外ではなく、国内(交換品は海外から発送)でオーケーなことが多い

水晶雫ちゃん推しの
ベンチマーク環境

 テストはCore i7-4790KとIntel Z97 Express搭載マザーボードの環境で実施。ベンチマークには「CrystalDiskMark」を使用している。

テスト環境
CPU Intel「Core i7-4790K」(4GHz/TB時4.4GHz、4コア/8スレッド)
マザーボード ASRok「Z97 Extreme4」(Intel Z97 Express)
メモリー PC3-12800 8GB×2
SSD CFD「CSSD-S6T256NHG5Q」(256GB)
グラフィックス Intel HD Graphics 4600(i7-4790K内蔵)
電源ユニット Seasonic「SS-750KM」(750W/80PLUS GOLD)
OS Windows8.1 Pro Update(64ビット)

 ちなみに、Crystal Dew Worldの公式応援キャラクター「水晶雫ちゃん」のポストカードを、頻繁に配布しているオリオスペックで「ST8000AS0002」を購入したので、「CrystalDiskMark 3.0.3」と「CrystalDiskInfo 6.3.0」は、Shizuku Editionを使っている(芳しくない結果が出たら、水晶雫ちゃんに癒やしてもらえる♪とか思っていたわけではないですよ~)。

ST8000AS0002のCrystalDiskInfoの結果
なんの問題なく、Windows 8.1で認識、フォーマットが完了。回転数5900rpmとあって、とくに耳につく動作音もなかった

→次のページヘ続く (ベンチ結果にバラツキが!

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