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階段やエスカレーターの昇り降りも気圧センサーで検出してフロアマップも自動で切り替わる

ゼンリン/ドコモ、スマホのモーションセンサーを使った自律ナビ技術を開発

2015年02月19日 16時57分更新

文● 行正和義

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利用イメージ

 ゼンリンデータコムとNTTドコモは2月19日、スマホに搭載されたモーションセンサーを活用した屋内ナビゲーション技術を開発したと発表した。「ドコモ地図ナビ powered by いつもNAVI」の機能拡充として4月以降に提供を開始する。

 GPS信号が受信できない屋内や地下街などではスマホのナビゲーション機能が大きく制限される。屋内測位技術としてはWi-FiやBluetooth LEのBeaconといったさまざまな無線の利用が模索されているが、いずれにせよビーコン機器の設置やメンテナンスのための費用が課題となる。

 ゼンリンとNTTドコモが開発した新技術は、スマホに搭載されたモーションセンサーのデータを独自の解析プログラムで処理、利用者が歩いているか、角を曲がっているか、階段の昇り降りといった歩行動作を検知。さらにスマホの画面を見ているか/ポケットに入れているか/手に持って振りながら歩いているかといった状態も区別する。

 加速度や姿勢から得られる推定位置を地図データとマップマッチングし、適切な位置に補正を行うことで歩行者向けの自律ナビゲーションを可能とした。また、気圧センサーを活用し、階段やエスカレーター、エレベーターによる昇降も検出、フロアマップを自動的に切り替える。

 ドコモが提供するAndroidスマホ用アプリ「ドコモ地図ナビ powered by いつもNAVI」(月額使用料300円:一部機能は無料)として4月以降に提供される予定。

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