Officeのオープン化戦略、クラウドストレージパートナープログラムも立ち上げ
iOS版Officeアプリ、iCloud/Box上のファイルも直接編集可能に
2015年02月19日 09時00分更新
米マイクロソフトは2月17日(米国時間)、「Word」や「Excel」といったiOS版のOfficeアプリから、「iCloud Drive」や「Box」上に保存されているOfficeドキュメントを直接開き、編集し、保存できるようになったことを発表した。
iOS版Officeアプリを最新版にアップデートし、「場所(Location)」メニューを開くと、選択肢としてiCloudやBoxが表示される(ただしiOS 8で、iCloudやBoxのアカウントをあらかじめ登録/有効にしておく必要がある)。
iOS版Officeアプリでは、すでにマイクロソフト自身のオンラインストレージ「OneDrive」のほか「Dropbox」にネイティブ対応しており、ドキュメントを直接閲覧/編集/保存できる。今回は、この対応クラウドストレージが拡張されたもの。マイクロソフトOfficeチームの公式ブログによると、Android版、Windows 10版のOfficeアプリについても対応作業を進めているという。
さらにマイクロソフトでは、Web版のOffice「Office Online」アプリを、さまざまなオンラインストレージサービスに対して提供していく方針も明らかにし、パートナープログラム(Cloud Storage Partner Program)の立ち上げを発表している。同プログラムにはすでにボックス、シトリックス、セールスフォースが参加している。
なおボックスの発表によれば、BoxへのOffice Online統合は「2015年後半」を予定しているとのこと。