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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第19回

DMM、mineo、BIGLOBE……5種類の格安SIMの速度を比較!

2015年02月19日 12時00分更新

文● 正田拓也

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「F-05F」(左)と「Xepria Z3 Compact」(右、SO-02G)

 仕事がら格安SIMの契約を繰り返している筆者。そこで、現時点で使っている格安SIMを朝から晩まで速度チェックしてみた。

 使っているのは連載でもたびたび登場している「IIJmio」「OCNモバイルONE」「BIGLOBE LTE」「mineo」と契約したばかりの「DMMモバイル」である。今回もRBB TODAYのアプリを使って測定した。

朝の測定結果は各社ともだいたい変わらず

朝の住宅地での測定結果(単位はMbps)

朝の住宅地での測定結果(単位はMbps)

 まずは朝7時に住宅地で測定した結果を見ていただきたい。

 全体的に見るとBIGLOBEの下り以外はほぼ良好な数値で、IIJmioは40Mbps近い値を出している。通勤・通学時にスマートフォンを使われるという時間帯のほんの少し前ということもあり、安定して速い。

 BIGLOBEだけが下り速度が1.16Mbpsと遅くなっているが、上りが速いおかげもあってウェブブラウズをしている分には特に遅いという印象はない。

 速度が1Mbpsであっても安定してパケットが流れていればウェブブラウズには支障がない。ダウンロードや高解像度動画の再生をしてくれば変わってくるのかもしれないので、常に速い速度が必要という人にとってはこの差は困るだろう。

 なお、余談だがこの少し後、8時少し前になって使ってみると、全体的に速度低下や速度の不安定感を感じた。条件を揃えて測定できなかったので傾向に留めておくが、通勤通学で移動中の時間になるとスマートフォンの利用が多くなり回線が混雑すると思われる。

日中午後の秋葉原は各SIMとも良好

日中午後の秋葉原での測定結果(単位はMbps)

日中午後の秋葉原での測定結果(単位はMbps)

 次いで、お昼すぎに秋葉原に移動。さすがに秋葉原だけあって混雑対策も進んでいるのかトラフィックも良好だ。数十Mbpsという速度が出て、どのSIMを使っても何の問題のない速度が出ている。

 ただ、その中でも速度差はある。傾向としては早朝での速度差にたいだい似たような順番になっている。

 そして、速度が速いのはIIJmioとDMM。両者はほぼ同じネットワークや仕組みを使っていると思われ、似ているのは当然なのだが、安定して速い点は安心できる。

 次いでauのネットワークを使うmineoが続く。速度低下が起こることもあるが、速いときはずば抜けて速いのがmineo。良好なときは最速クラスであることは今でも間違いはない。

 そしてその次にOCN。体感上はIIJmioなどと比べて違うところはないが、速度だけ見れば少し下というところ。BIGLOBEは残念ながらさらにその下というところであるが、一斉に測定したときは別に何度か測定していると、たまに速い速度が出て、他と比較すると速度が前後する印象がある。

(次ページへ続く、「夕方のオフィス街は速度低下もmineoが健闘!」)

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