このページの本文へ

プライベートクラウド向け、VDI向けのリファレンス構成を提供

検証済みインフラ「EMC VSPEX」にレノボ「Flex System」追加

2015年02月18日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 EMCジャパンとレノボ・エンタープライズ・ソリューションズは2月16日、動作検証済みインフラの「EMC VSPEX」リファレンスアーキテクチャとして、新たにレノボの「Lenovo Flex System」が追加されたことを発表した。プライベートクラウド向け、仮想デスクトップ環境向けという2種類の構成。

レノボのブレードサーバー「Flex System Enterprise」

 EMC VSPEXは、ストレージとサーバー、ネットワーク機器を統合したITインフラをリファレンスアーキテクチャーとして提供するもの(関連記事)。事前に動作検証されたコンポーネントの組み合わせにより、構成や設定にかかる時間が大幅に短縮される。EMCからVSPEX認定を受けたパートナーが販売し、技術サポートも提供する。

 今回、レノボのブレードサーバーであるFlex Systemを採用したリファレンスアーキテクチャが新たに追加された。ブレードサーバーとスイッチを内蔵したFlex Systemにより、高い集約度や無駄の少ない構成が実現する。さらに「VMware vSphere Web Client」に管理ツールを一元化することで、管理業務の効率が高まるとしている。

 「EMC VSPEX by Flex System for Private Cloud」は、「EMC VNX」ストレージとFlex Systemを組み合わせたプライベートクラウド向けの構成。仮想マシン数200~1000を想定しており、中小規模~大企業までを幅広くサポートする。

 「EMC VSPEX by Flex System for VDI」は、仮想デスクトップ環境(VDI)の構成。EMC VNXストレージ、Flex System、VMwareのVDIプラットフォーム「VMware View」を組み合わせており、「設置からわずか数時間で運用を始められる」(両社発表より)としている。

 さらに今後、上記2種類のソリューションに対し、Flex Systemではなくラックマウントサーバーの「Lenovo System x」を組み合わせたリファレンスアーキテクチャも追加される予定。こちらはより小さい規模の企業での採用をターゲットとしている。

カテゴリートップへ