GTX 980も載る。しかも新設計“KTCケース”の独自空冷機構で冷え冷え!
置き場はないが高性能ゲームPC欲しい。ならGALLERIA STに決まり!
2015年03月03日 11時00分更新
Core i7-4790とGeForce GTX 960を搭載
GALLERIA S9シリーズは、搭載CPUやビデオカードなどの違いによって、ブロンズモデルの「GALLERIA SS」、シルバーモデルの「GALLERIA ST」、ゴールドモデルの「GALLERIA SF」、プラチナモデルの「GALLERIA SG」の4モデルが用意されているが、今回は、ミドルレンジとなる「GALLERIA ST」を試用した。
GALLERIA STは、CPUとしてCore i7-4790(3.60GHz)を搭載し、メモリーは8GB、ストレージとして2TB HDD、GPUとしてNVIDIA GeForce GTX 960(2GB)を搭載する。Core i7-4790は、定格動作クロックが3.60GHzのクアッドコアCPUであり、自動オーバークロック機能のインテル・ターボ・ブーストテクノロジーにより、最大4GHzまで動作クロックが向上する。
1つのコアで、2つのスレッドを実行可能なHyper-Threadingテクノロジーも搭載しているため、最大8スレッドを同時実行可能であり、演算能力は非常に高い。最新ゲームはもちろん、解像度の高い動画のエンコードといった負荷の高い作業も快適に行える。
GeForce GTX 960は、2015年1月に発表されたばかりのNVIDIAの最新GPUであり、第2世代Maxwellアーキテクチャを採用し、高い性能と電力効率を誇る。CPUやメモリ、ストレージなどは自由にカスタマイズが可能だが、ベースモデルでもゲーミングPCとして十分なパフォーマンスを誇る。
独自の機構により高い冷却性能を実現!
冷却性能を高めるには、ケースが大きい方が何かと楽だが、KTCケースでは、パーツの内部配置に工夫を凝らし、発熱の大きなCPUとビデオカードの間近に合計3基の12cmファンを搭載できる構造になっている。ビデオカードとCPUの直上から冷たい外気を取り込んでボディー内部を冷却し、背面から排熱を行う、効率のよいエアフローを実現。
さらに、CPUの冷却には薄型かつ高い冷却性能を誇るCPUクーラーを採用。冷却性能は外観からは想像できないほど高い。実際に、負荷の高い3Dベンチマークを長時間連続動作させてみたが、動作は非常に安定しており、ファンの騒音もそれほど気にならないレベルであった。