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13万円の高級ウォークマン「NW-ZX2」を隅々まで解説! 第1回

フラッグシップウォークマン「NW-ZX2」発売! ZX1との違いと音質をチェック!! 

2015年02月16日 12時00分更新

文● 海上 忍、編集●ハシモト/ASCII.jp

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変化ポイントその2:OS-CONを増量!

7つの「OS-CON」と大型コイルが目立つ基板

7つの「OS-CON」と大型コイルが目立つ基板

電気二重層キャパシタ

電気二重層キャパシタ

 こうきたか、とZX1で話題になった導電性高分子アルミ固体電解コンデンサー「OS-CON」の採用は、ZX2でも継続。しかも4基から7基に増加という徹底ぶりだ。

 同じくパナソニック(旧佐賀三洋工業)が製造する「POSCAP」を置き換える形だが、その意図については、電源ラインに追加された「電気二重層キャパシタ」と合わせ、近日公開予定の開発者インタビューで明らかにしよう。

変化ポイントその3:バッテリー容量が2倍に!

底面にmicroSDカードスロットを装備

底面にmicroSDカードスロットを装備

 ZX2では「バッテリー容量増加」と「microSD対応」によりDAPとしてのユーザビリティーが格段に向上している。バッテリー容量は約2倍増の1880mAh、ハイレゾ音源(192kHz/24bit)再生時の駆動時間もZX1の16時間から33時間に延長されている。

 microSDのサポートは、実質のディスク容量が無限(カード複数枚持ちが前提だが)になることも意味するため、非圧縮/ハイレゾ音源を主体に楽曲をコレクションしているユーザーにとっては朗報だろう。

変更ポイントそのここが違う4:Bluetoothが違う!

2015年2月現在、Bluetooth/A2DP対応の高音質コーデック「LDAP」に対応した送り出し側デバイスはZX2のみだ

2015年2月現在、Bluetooth/A2DP対応の高音質コーデック「LDAP」に対応した送り出し側デバイスはZX2のみだ

 ZX2は、ソニーが開発したBluetooth/A2DP用オーディオコーデック「LDAC」に対応している。送り出し側としては最初の製品であり、当面はリファレンス機としての役割を担うことになる。

 今回は構成の都合で見送るが、ロッシーながら最大96kHz/24bitというハイレゾ級のオーディオデーターを伝送できるLDACには期待の声が多く、ワイヤレスオーディオを牽引する意味でも今後の展開に注目していきたい。

ちなみに、LDAC対応のスピーカーやヘッドフォンはソニーからいくつか発表されている。写真は3月14日発売の「SRS-X33」(予想実売価格1万7000円前後)

ちなみに、LDAC対応のスピーカーやヘッドフォンはソニーからいくつか発表されている。写真は3月14日発売の「SRS-X33」(予想実売価格1万7000円前後)

(次ページに続く、「「ハイレゾウォークマン」の基本コンセプトをおさらい」)

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