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シャープ新世代ケータイ、日フォン「AQUOS K SHF31」を知れ! 第2回

新世代ケータイ、日フォン「AQUOS K SHF31」徹底レビューだ!

2015年02月20日 11時00分更新

文● 村元正剛、編集●ハイサイ比嘉/ASCII.jp

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Wi-Fi接続、テザリング可能でタブレットとも連携しやすい

 日フォン「AQUOS K」は、IEEE802.11b/g/nのWi-Fiに対応している。家庭や職場に無線LANを導入している場合は、屋内でも安定した速度でネットを楽しめる。パケット通信料を節約する上でもWi-Fiが利用できるメリットは大きい。

 さらに、ノートPCやタブレットなど他の機器のインターネット接続を中継するWi-Fiテザリング機能も備えている。ケータイを使い続けているユーザーの中には、タブレットを所有している人も少なくないと思う。そのタブレットがWi-Fi専用モデルの場合、日フォン「AQUOS K」があれば、テザリング機能を利用することで外出時にもネットに接続できるようになる。つまり、日フォン「AQUOS K」をモバイルWi-Fiルーターとして利用できるのだ。

 10キーの右下にある専用キーを押すと、テザリングのメニューが表示され、パスワードなどの初期設定やオン・オフの切り替えができる。最大10台まで接続可能だ。

テザリングの専用ボタンを押すだけで、この画面を表示でき、テザリングの有効・無効を切り替えられる

自分で決めたパスワードを設定して、安全に使うことが可能

 また、「AQUOS PAD」などAndroidタブレットを使っている方なら、「PASSNOW」に注目だ。日フォン「AQUOS K」とAndroid 4.2以降を搭載するタブレットをBluetoothで相互接続し、簡単な操作で便利な連携ができる独自機能だ(タブレット側に「PASSNOW」アプリが必要)。

「PASSNOW」の利用には、タブレットにGoogle Playストアからダウンロードした専用アプリをインストールしてから、Bluetoothで接続する必要がある。その手順は画面に案内されるようになっている

 例えば、日フォン「AQUOS K」が着信した場合に、タブレットの画面にもその通知を表示させたり、タブレットのブラウザで調べた電話番号のリンクをタップして、日フォン「AQUOS K」から発信するといったことが可能だ。

 日フォン「AQUOS K」で撮った写真をワイヤレスでタブレットに転送して、大きな画面で楽しむといったことも可能。先に述べた日フォン「AQUOS K」のテザリングを利用したい場合、タブレット側からオン・オフ操作をすることもできる。

日フォン「AQUOS K」なら、
“独自の進化”を所有する喜びも手に入る!

 日フォン「AQUOS K」は、Androidを搭載する新しいカテゴリーの端末なので、「ケータイの形状をしたスマホなのか? スマホの機能を備えたケータイなのか?」と、疑問を抱く人もいるかもしれない。

 正解はどちらでもなく、ケータイを使い続けるユーザーのニーズに応えて進化した、新たな製品といって差し支えない。今回のレビューで実際に触ってみて、新ジャンルとして「日フォン」と呼ぶことに納得した次第だ。

 「ケータイを使い続けたいが、買いたくなるような高性能なモデルがない」という人はもちろん、「スマホを使ってみたが、タッチ操作になじめない」という方も、実際に手にとってその操作感を確かめてみるべきだ。筆者が最も気に入ったのは、パフォーマンスの良さ。サクサクとネット閲覧でき、かなりヘビーに使ってもバッテリーが持つことは、素直にうれしい。

 日フォン「AQUOS K」は、au(KDDI)から発売されるが、シャープが開催した説明会では「今後、すべてのケータイを新世代にしていきたい」とも述べていた。筆者と同世代の五十代だけでなく、三十代や四十代の方にもぜひオススメしたい。シャープが生み出した、“独自の進化”を所有する喜びを与えてくれるはずだ。


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