ジーエフケーマーケティングサービスジャパン(株)が10日発表した「2014年の家電およびIT市場の販売動向」によると、14年の国内家電市場規模は前年比1.2%増の7兆5400億円で、その流通経路の10%以上がインターネット通販だった。
14年の家電市場は、消費増税とWindows XPのサポート終了にともなう駆け込み需要が発生。駆け込み需要の反動もあったが、通年では前年を上回った。家電小売販売額全体のネット通販の構成比は徐々に拡大し、14年は初めて10%を超えた。スマートフォン経由からの流通が拡大していることも寄与した。業態別では、ネット通販専業より店頭販売との兼業の方が伸びは大きい、とした。