このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

TOKYO AUDIO STYLE 第4回

「いい音」を探る楽曲制作プロジェクト

東京女子流の録音開始、エンジニアの機材はほぼ使わないって本当!?

2015年03月09日 17時00分更新

文● 構成●荒井敏郎
写真●Yusuke Hommma(カラリスト:芳田賢明)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

東京女子流がオーディオについて学ぶ!!(2回目)

 今回のプロジェクトでは「いい音」での楽曲制作を目的とし、具体的には「高級オーディオで聴く」ということを前提とした音作りに挑戦している。そしてご協力いただくアーティストは、ダンス&ボーカルグループの東京女子流メンバー。一緒に楽曲制作プロジェクトを進めていく中で、オーディオについて少しでも知ってもらおうと勉強会を開催した。

 場所はラックスマン株式会社の試聴室。小島氏を講師として迎えて、試聴を交えながら東京女子流メンバーにオーディオについて解説。本連載では、その様子を楽曲制作プロジェクトの進行と合わせて、コラム的に紹介してく。2回目は、ハイレゾに代表される高解像度の音とは!? について勉強していきます。
(1回目はこちら)

高解像度の音について学ぶ東京女子流の小西彩乃さん

── 今回の楽曲制作のコンセプトとして、ハイレゾで作るというものもあります。「ハイレゾ」という言葉を聞いたことありますか?

全員 ない……ですね。

── ハイレゾは、CDよりも解像度が高い音のことです。わかりやすく言うと、「CDよりもいい音になる可能性がある音」ですね。解像度という言葉が難しいと思うのですが、これは画像で見るとわかりやすいです。

 解像度が低いと、写真が粗くなって四角いドットが見えてしまいます。デジカメなどに画素という数値がありますが、100万画素よりも200万画素のほうがより写真を細かく表現できます。そして細かくなると、よりくっきりはっきり見えてきます。それが「音」にもあるわけです。ただ、音は写真の場合のようにわかりやすくないんですよね。ちょっと音で確認してみましょう。

新井 エフェクト入っている感じの歌声ですね。

── そうです。あれは、音をギュッと狭めるエフェクトをかけているんですね。高い音と低い音が出ていない、昔の電話の声みたいな音です。

(「ディスコード」を再生)

── これをほかの楽曲でも試してみましょう。

(「十字架」を再生し、途中でエフェクトをかける)

全員 えー!

── 商店街のスピーカーから流れる音みたいになりますよね。これは、人間の声に近いごく音だけを残して、ほかを消すエフェクトをかけています。ひとつの例として解像度が低い音というのは、こんな感じになります。極端ですけど、これが高解像度と低解像度の音の違いですね。

東京女子流

 2010年1月1日結成。エイベックスから久々に誕生した、小西彩乃・山邊未夢・新井ひとみ・中江友梨・庄司芽生からなる5人組ガールズ・ダンス&ボーカルグループだ。楽曲制作では、ROCKミュージシャンでLUNA SEAのベーシストでもあるJ提供曲や、BaseBallBearの小出祐介作詞作曲、ボカロPの八王子Pやきくおなど幅を広げることに挑戦するなどのほか、メンバーソロでfeatボーカルとして参加しているMaltine Girls Waveなど、幅広く音楽活動をしている。

メンバー紹介

小西彩乃(こにしあやの)
東京女子流のボーカル・リーダー。'97年12月15日生まれ、大阪府出身。ラジオに本にて「東京女子流 小西彩乃のこにたん今夜もにっこにこにたん!」などの番組も担当している

2015年3月11日(水)
メンバーの山邊未夢が作詞を担当したニューシングル「Stay with me」発売!
1stベストアルバム「キラリ☆」発売!


2015年3月11日(水)発売のニューシングル
「Stay with me」のカップリングに今回の楽曲「加速度」が収録されています!

CD+DVD「Stay with me」【Type-A 】
2160円
Music Videoとメイキングを収録したDVD付


CD+DVD「Stay with me」【Type-B 】
1944円
昨年、海外イベントに出演した、ベトナムとタイの模様を収録したDVD付き


CDシングル「Stay with me」【Type-C 】
1080円
初回特典(封入) : ジャケットサイズカード(全6種類中ランダム1種封入)


CDシングル「Stay with me」【Type-D 】
1080円
mu-mo/イベント会場限定商品

CD音源のほか、ハイレゾ音源などトラック・ダウンの異なる音源を各種配信サイトにて販売しています。聴き比べてみた感想などを以下のハッシュタグを付けてつぶやいてください。#TAS_ASCII

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中