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2015年の転換期、メーカーはパソコン市場をこう考えている 第2回

小型でハイスペックなゲーミングPCやWindows 7搭載機などを続々販売予定

2015年もユニットコムはユーザーが欲しいPCを模索し投入し続ける

2015年02月16日 09時00分更新

文● 八尋/ASCII.jp

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ユニットコムパソコン企画担当の新庄良章氏とめしやま(イイヤマンレッドは広報活動で地方応援のため、出張にでていて不在)

 2015年になりパソコンも続々と新製品を市場に投入している中、今後のパソコン市場はどうなっていくかをメーカー各社に取材しようという今回の企画。第2回はユニットコムに取材させていただいた。取材ではパソコン企画担当の新庄良章氏に、2015年をどう見据え、どのようなパソコンで勝負に挑むのかを伺った。

イチオシは“和”がコンセプトのパソコン「雅」、興味深いパソコンも続々登場予定!

── まず、現在ユニットコムがイチオシのパソコンを教えてください。

新庄 「今イチオシなのが、2014年12月に販売開始した“和”をコンセプトとしたデスクトップ「」です(関連記事)。今後まだまだ新しいパソコンケースの企画などは考えていますが、今のところは雅です」

“和”というコンセプトのもと、国内の伝統や文化を取り入れたモダンなデザインのデスクトップ「雅」

── 売れている構成と価格は、どのあたりになるのでしょうか。また、どのような層の方が購入しているのでしょうか

新庄 「Core i7とGeForce GTX 750で10万7978円のハイスペックなモデルが売れ筋となっています。10万円台前後が人気ですね。でも年末は240GB SSDとGTX970を搭載する17万2779円のモデルが結構売れました。ハイスペックなマシンは、ハイエンド思考のゲームユーザーさんに人気ですね。年齢層でいうと30代~50代の男性が多いです」

── 今イチオシなのは雅とのことですが、雅以外にオススメの製品はありますか?

新庄 「まだ未確定なのですが、ITXでGeForce GTX980が積めるような、フルスペックでサイコロ型の小型PCを考えています。大型デスクトップも引き続き出しつつ、新しくラインナップに小型PCを投入していきます」

現在パソコン工房で販売中のキューブ型PC「GSCシリーズ」

 また、ダウングレード版のWindows 7搭載機(関連記事)が人気です。店頭でダウングレードできる即納品を3ラインナップしています。Windows 10の無償アップグレードの報道がありましたが、それも後押しして、Windows 8よりWindows 7のほうが売れ行きがいいです。Windows 10の完成度が高ければ、Windows 7とWindows 10のどっちかになっていくのではないでしょうか

ダウングレード版のWindows 7 Professionalを搭載するPC「MN5010-i3-CZM-DG7P」

 そのほか、薄型でハイスペックなVGA搭載ノートや、デスクトップPCのCPUを使用したノートPC、ゲームメーカーとの推奨モデルの販売強化を実施していく予定です。2万円前後くらいに価格を抑えた8型/10型Windowsタブレットや、スティックタイプのパソコンなどの拡充も考えています」

── 現在、Broadwell-U搭載機は販売されていないようですが、販売予定はありますか?

新庄 「今はまだ未定ですが、今後は販売していくべきものだと思っています。決して開発が遅れているわけではなく、リリースできるタイミングが出てくれば販売します」

(次ページ「新しいテクノロジーをいち早く!」へ続く)

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