ストラトスフィアは2月3日、SDN技術で仮想オフィスネットワークを実現するソリューションの最新バージョン「OmniSphere ver.1.3.0」の提供開始を発表した。新機能の追加により、セキュリティを強化し、管理の効率性を向上させている。
OmniSphereは、企業の物理ネットワーク上に集中管理可能な仮想L2ネットワーク(オーバレイネットワーク)を構築するソリューション(関連記事)。ユーザー/端末がフロア間を移動しても同じVLANに接続されるなど、物理ネットワーク構成にとらわれない柔軟なネットワーク利用が可能になる。
OmniSphere ver.1.3.0では、ユーザー/端末ごとに仮想ネットワークへ接続できる時間帯を制限する「スケジューリング機能」、ユーザー/端末からの接続先IPアドレスを制限する「接続先制限機能」が追加され、ネットワークセキュリティをより強化できるようになった。
また、OmniSphereが管理する仮想ネットワークごとに、端末のIPアドレスなどの情報を自動的に発行する「IPアドレス払出機能」を追加し、別途DHCPサーバーを用意する必要がなくなった。発行したIPアドレスやMACアドレス、ユーザー名などの情報も単一の管理画面で参照できる。さらに、ユーザー/端末/ネットワーク機器の接続状況を管理者が監視できるWebインタフェースも追加されている。
なおこれらの新機能は、アライドテレシスが昨年12月に発表した「Secure Enterprise SDN Solution」にも追加される(関連記事)。