「より多くの人々に義理チョコ文化に親しんでいただき、義理チョコ文化をさらに盛り上げていきたいと考えています」(ニュースリリースより)。
「ブラックサンダー」を製造・販売する有楽製菓が、義理チョコを徹底的に応援する動きを見せている。同社は2月2日、「一目で義理とわかるチョコ、ブラックサンダー・ピールオフ・イベント」を、2月9日から2月15日まで開催すると発表した。非常にわかりやすいイベント名である。
イベント期間中、東京メトロ丸ノ内線新宿駅地下通路メトロプロムナードにて、どんなチョコでも義理チョコにできる「義理シール」と「ブラックサンダーチェキ 応募券」がセットになったピールオフが設置される(1日1000枚限定)。注目すべきは義理シールで、義理であることがわかりやすくアピールできるもの。
上記の応募券を「ブラックサンダー義理チョコショップ」(東京駅一番街「東京おかしランド」イベントスペース)内に設置した応募BOXに投函すると、抽選で5名に限定商品「ブラックサンダーチェキ」が進呈されるとのこと。「一目で義理とわかるチェキ」という、これまたわかりやすい文句があしらわれているようだ。
ちなみに「義理チョコショップ」とは、有楽製菓が「義理チョコ文化の普及」というすさまじいコンセプトで開店している期間限定ショップ。店舗限定商品である「生ブラックサンダー」などを含む全7種類の関連商品を販売している。場所はJR東京駅一番街地下1階、東京おかしランドのイベントスペース。2月15日まで営業している。営業時間は9時〜21時。
ニュースリリースによれば、有楽製菓はわざわざ「義理チョコ文化を応援する」そうで、2013年に7000人以上が来場した「ブラックバレンタイン」イベント開催地の新宿駅を「義理チョコの聖地」、そして、2014、2015年と「義理チョコショップ」を展開している東京駅を「義理チョコの発信地」と位置づけているという。知らなかった、そんなの……。
なにもここまで義理チョコに固執しなくてもと思わなくもないが、チョコレート市場がにぎわうバレンタイン商戦に“義理チョコイベント”でアピールするという戦略は、主力商品の価格帯や位置づけを見極めた有楽製菓らしいアピールといえるかもしれない。
「義理チョコなんだから変な誤解はされたくない、完膚なきまでに義理であることを伝えたい」と思っている人にとっては見逃せないイベントといえそうだ。