iPhoneのメッセージアプリでは、相手とのやりとりが吹き出しの形で連続して表示される。メールアプリとは違って、受信内容と送信内容を一画面で確認できるのでとても見やすい。
LINEなどが普及したことでメッセージアプリの吹き出しは一般的となったが、初めて見たときはなんて画期的なデザインだ！ と驚いたものだ
しかし画面を見たかぎり、会話の始めとなる1通目には時刻が表示されるが、連続した会話になるとメッセージの内容だけになり、送信時刻は表示されない。「なかなか返事来ないけど、さっきのメッセージを送ったのは何時頃だっけ？」などと確認できないのは地味に不便に感じていた人も多いはず。
すべての会話に時刻が表示されると、画面がゴチャついて美しくないというアップルのこだわり？
実はメッセージアプリでは、画面を左にドラッグすると、すべてのメッセージの送受信時刻がわかる。この機能の歴史は新しく、搭載されたのはiOS 7からなので、意外と知られていないTipsのひとつだ。
画面から指を離すと表示が消えるので、押したままで指を左に動かす
時刻の表示／非表示を分ける目安は約15分で、およそ15分以上やりとりがなければ、時間経過後に送受信した1通目に再度時刻が表示される。
メッセージアプリ以外にも、「Skype」アプリなどでもこのテクを採用している。「送受信時刻が非表示ならとりあえず左へドラッグ」と覚えておけば、応用できる機会は増えるだろう。
なお、メッセージリスト画面で左にスワイプすれば、その人との会話をすべて削除できる。相手のデバイスからも消えるわけではないが、恋人と別れたときなど、名前も見たくない人とのやりとりを削除する際には有効だ。
左にスワイプで削除ボタンが表示される。右にスワイプだとメッセージ画面を開くことができる
近年は無料通話アプリでのやりとりが定番となりつつあるが、対応アプリを持っていないガラケーユーザーに連絡する場合など、まだまだメッセージアプリが必要な場面は多い。標準アプリはスワイプやタップなどでできる便利なTipsが多く隠されており、見つける楽しみもあるのでいろいろ使ってみてほしい。
