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ロボット販売プラットフォーム「DMM.make ROBOTS」を設立

DMM、ロボット事業に参入。5月からネットでロボット購入が可能に

2015年01月27日 19時06分更新

文● ナカムラ/ASCII.jp編集部

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5月からネットでロボットが買えるようになる。

 DMM.comは1月27日、ロボットキャリア事業の開始を発表、都内でメディア向けの発表会を開催した。

ロボットキャリア事業ではロボットが学習したデータをクラウド化し、開発技術を共有することで日本のロボット産業の開発力を高め、脱ガラパゴス化を図りたいとした。

 センサー、モーターなどの軽量、低価格化にともない、米国を中心にロボットの販売が活発になっているが、日本ではロボット販売会社はほぼ存在せず、メーカー側でも企業間の連携が無いためロボット技術がガラパゴス化しているという。

 DMM.comはロボット販売プラットフォーム「DMM.make ROBOTS」を設立し、各社のスマートロボットのウェブ販売を開始する。同時にIoT環境を構築し、インターネット接続機能を持つ「スマートロボット」から行動解析データの蓄積し、AIシステムの構築およびバージョンアップが可能になるという。

 ロボット製造メーカー、ロボット技術を持つメーカー、ロボット開発ベンチャーなどのロボット関連企業をDMM.make ROBOTに集結させるとともに、2014年末に秋葉原に開設したものづくり施設「DMM.make AKIBA」を拠点として、場所と技術の共有を進めていくとしている。

 ロボット販売プラットフォームの初期アライアンスメンバーとして、富士ソフト、ユカイ工学、プレンプロジェクト、ロボットゆうえんちのほか、特別タイアップとしてデアゴスティーニが参画する。2015年は30億円、2017年には100億円の売上を目指すとしている。

富士ソフトのコミュニケーションロボット「Palmi(パルミー)」。5月1日より発売し、価格は32万1840円。人の声を聞き取り、顔を見分けて会話ができる。主に介護の現場で利用されている。

ユカイ工学の「BOCCO(ボッコ)」。5月1日より発売し、価格は3万1320円。ネット経由でスマホと音声メッセージをやりとりできるほか、家庭内のセンサの情報をスマートフォンに通知する。

プレンプロジェクトの「PLEN.D(プレン.ディー)」。5月1日より発売し、価格は18万1440円。18個の関節(サーボモーター)を持つ2足歩行ロボット。ローラースケートやスケボーなど、高いバランスを求められる動きもこなせる。

ロボットゆうえんちの「プリメイドAI(プリメイド・アイ)」。9月発売予定で、価格は10万6929円。メイド型のロボットで、音楽に合わせて激しいダンスをこなせる。

CMでお馴染みのデアゴスティーニ・ジャパンの「Robi 組み立て代行バージョン」。5月1日より発売され、価格は未定。

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