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砂糖とステビアを使用したカロリーオフの「コカ・コーラ ライフ」登場

緑色の“自然派”コカ・コーラ、カロリーオフで甘味料の後味なし

2015年01月27日 17時00分更新

文● コジマ/ASCII.jp編集部

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今年でコカ・コーラボトルの開発から100周年
発表されたのは「コカ・コーラ ライフ」

 100周年記念の「コカ・コーラ」は、緑色の自然派志向だった。

 1月27日、日本コカ・コーラはブランド戦略発表会を開催。コカ・コーラボトルの開発から100周年を迎える記念すべき年の目玉として、砂糖とカロリーゼロの甘味料・ステビアを使用したカロリーオフの「コカ・コーラ ライフ」を3月9日より全国で発売すると発表した。

「コカ・コーラ ライフ」

 コカ・コーラの歴史は1886年に薬剤師のジョン・S・ペンバートン博士が開発し、彼の友人フランク・M・ロビンソンが「コカ・コーラ」と名付けたのが起源。20世紀初頭にはアメリカ各地にボトリング工場ができ、フランチャイズ制での販売が始まったものの、当初はボトルの色も形状もバラバラ。模倣品も後を絶たなかったそうだ。

 そこで独自のパッケージの開発が求められ、カカオ豆の形状と輪郭をヒントに提案されたコカ・コーラボトルが意匠登録されたのが、1915年。今からちょうど100年前になる。

歴代のコカ・コーラボトルも展示されていた

 そんな記念すべき年に登場するコカ・コーラ ライフは、日本国内では2007年の「コカ・コーラ ゼロ」に続く、8年ぶりのコカ・コーラブランド新製品。すでにアメリカはもちろん、アルゼンチン、チリの南米諸国や、イギリス、フランス、スウェーデンなどヨーロッパの一部でも販売が開始されているが、アジアでの導入は日本で初めてとのこと。

 発表会には、日本コカ・コーラ コカ・コーラグループ統括部長 アドリアーノ・トレス氏が登壇。日本にはまだ新しい炭酸ブランドの成長の余地があると語るトレス氏は、ステビアと砂糖による穏やかな甘味とカロリーオフという二つの特徴を持っているコカ・コーラ ライフについて、「既存のコカ・コーラやコカ・コーラ ゼロの代替品ではなく、新しい選択肢を提供するだろう」とアピールしていた。

日本コカ・コーラ コカ・コーラグループ統括部長 アドリアーノ・トレス氏

自然派の甘味料、カロリーオフといった特徴が、飲料市場の新しい分野を開発するとアピール

試飲した感想は、“コカ・コーラと「ゼロ」の中間”

 発表会の最後には試飲の機会も設けられたが、味の感想は、まさしくコカ・コーラとコカ・コーラ ゼロの中間、という感じだ。甘さこそスッキリしてはいるが、コカ・コーラ ゼロほどの人工甘味料特有の後味は感じなかった。

試飲は紙コップだった。ペットボトルではなくてちょっと残念

 一方で、自然派志向の人がコカ・コーラというブランドからの製品にそこまで興味を持つのか、カロリーオフを求める人ならコカ・コーラ ゼロの方に興味が向くのではないか……という疑問が生じたのも正直なところ。はたしてヒット商品となるのか、3月の発売を楽しみに待ちたい。


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