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MacでZIPファイルを解凍後に自動的に削除するテク

2015年01月24日 17時00分更新

文● らいら(@lyrahm

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 OS X 10.10「Yosemite」の標準設定では、ZIPなどの圧縮ファイルを展開すると、圧縮ファイルと展開後のファイルが同じ場所に残る。中身を開いたあとの不要なZIPファイルは、毎回ゴミ箱に捨てねばならずいちいち面倒だ。

特に設定を変更していなければ、圧縮ファイル、展開後のファイル両方が残る

 実は圧縮されたファイルを展開するとき、Mac標準アプリの「アーカイブユーティリティ」が自動的に実行されている。これは設定次第ではかなり使えるアプリで、展開後に圧縮ファイルを自動的に削除することも可能だ。

 設定方法は「control」+「space」キーでSpotlight検索を呼び出し「アーカイブユーティリティ」で検索し、アプリを起動させる。アプリ自体は階層深くにあるため、使用頻度が多い割に存在があまり目立たない。Finderで探すよりも、検索で一発起動させる方が近道だ。

「Macintosh HD」→「システム」→「ライブラリ」→「CoreServices」→「Applications」→「アーカイブユーティリティ」とたどって起動することもできる

 次に、メニューバーの「アーカイブユーティリティ」をクリックするか、「command」+「,」で「環境設定」を開く。「展開後」の項目を「アーカイブをゴミ箱に入れる」に選択すれば、ファイル展開後、ZIPなどの圧縮ファイルが自動的にゴミ箱に捨てられる。

:「アーカイブを削除」だと、ゴミ箱にも残らずZIPファイルは削除される。かゆいところに手が届く細やかな設定だ

 もう1つ知っておきたいテクが自動解凍の設定解除。「Safari」の標準設定では、圧縮ファイルをダウンロードすると自動で解凍され、圧縮ファイルも自動削除される。これは便利ではあるが「マルウェアが心配」という人はこの設定を解除しておこう。

「Safari」の「環境設定」を開き、「一般」タブの「ダウンロード後、“安全な”ファイルを開く」のチェックを外す

 FinderがいつダウンロードしたかわからないようなZIPファイルであふれていたら、今回の設定を見直してみよう。ファイル管理が楽になる便利なTipsだ。


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