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光学式ドライブ搭載の13.3型モバイル

質実剛健! バッテリー交換も可能な実力派ノート「dynabook R73」

2015年01月22日 11時30分更新

文● エースラッシュ

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 ノートPCをビジネスで使いたいと考えた時、重視したいのは確かな実力とビジネスの場で浮かないデザインだ。特にモバイル利用を考えているのならば、自社の社風だけでなく訪問先での見映えなども考慮したい。そうした時選びたいのは、地味で落ち着きはあるが、不格好ではないデザインのボディに、ストレスなく仕事ができるだけの実力を詰め込んだマシンだろう。この要求にマッチするのが、東芝の「dynabook R73」だ。

dynabook R73

 今回は、東芝の直販サイト「東芝Direct」でのみ販売されているWeb限定モデル「dynabook R73/W6M」(2014年モデル)を試用している。家電量販店等で販売されるカタログモデルよりも、さらに高性能なモデルだ。

光学式ドライブも搭載した充実のインターフェース

 「dynabook R73/W6M」は13.3型ディスプレーを搭載したモデルだ。タッチ操作には非対応で、表面に光沢のないノングレアタイプとなっている。反射が少なく、長時間使っても疲れづらいビジネスユーザーに喜ばれるつくりだ。

最厚部26.3mmのボディ

 本体サイズは幅316.0×奥行き227.0×高さ18.3-26.3mm。重量は、ストレージがSSDである試用機の構成では約1.43kgだ。特別に軽量というわけではないものの、持ち運んで利用することが十分に可能なボリューム感といえるだろう。

スッキリとした前面部。こちらから見るとかなり薄く感じる

 そもそも、このモデルは別にデスクトップPCや大型ノートPCを用意した上で利用するサブモバイル機というつくりではない。これ1台で本気の仕事ができるマシンだ。

 ディスプレーは13.3型と物理的に小型ではあるが、解像度はフルHDと十分。インターフェース類は本体左側に電源コネクタ、VGA端子、USB3.0端子×2、HDMI端子が並び、本体右側にはヘッドフォン/マイクコンボジャックとUSB3.0端子、有線LAN端子が用意されている。合計でUSB端子が3つに、外部ディスプレー出力が2種あるつくりだ。

本体左側面に電源コネクタ、VGA端子、USB3.0端子×2、HDMI端子がある

本体右側面にはSDメモリーカードスロット、光学式ドライブ、ヘッドフォン/マイクコンボジャックとUSB3.0端子、有線LAN端子が並ぶ

 しかも光学式ドライブとして、ブルーレイディスクドライブを搭載している。小型マシンで真っ先に省かれてしまう光学式ドライブと有線LAN端子が用意されているのは実用面で心強いとともに、サブマシンではないという自己主張も感じられる。

光学式ドライブとしてブルーレイディスクドライブを搭載

落ち着いたデザインのボディは長く愛用できる構造

 「dynabook R73/W6M」のトップカバーはマグネシウム合金を採用しており、十分な強度を持っている。ボディカラーはグラファイトブラックで、表面にはヘアライン加工が施された落ち着いたデザインだ。指紋や汚れは目立ちづらい素材感だが、専用のクリーニングクロスも付属しているから綺麗に保てるだろう。

 本体手前側の角などは丸くとってあるが、どの辺の縁も尖ってはいないという程度に丸めてあるだけで、シャープな印象を保っている。ヒンジ部にわずかにシルバーカラーがあるのがよいアクセントで、年齢や性別を問わずに誰が持っても悪くない雰囲気だ。

マグネシウム合金を採用したトップカバーにはヘアライン加工が施されている

 底面側は、一見今時のモデルとしては少々無骨な作りに見える。ネジがいくつも並び、いかにもここが外れますと示しているような部分がある。そこを外せば、内側のメモリやストレージにアクセスすることができ、ユーザーが手を入れながら長く使い続けることのできる構造なのだ。

 またバッテリーも取り外し可能で、純正で大容量バッテリーも用意されている。ノートPCをハードに使っていると最初に衰えを感じるのがバッテリーだが、容易に交換できる上に必要があれば大容量なものも利用できるというのは心強い。

バッテリーと内部のメモリやストレージを交換可能な作りになっている

ACアダプターは一般的なモバイルPC用サイズ。小さくもないが、筆表であれば持ち運べる重さだ

2種類のポインティングデバイスを搭載

 「dynabook R73/W6M」のキーボードはアイソレーションタイプのものを搭載している。テンキーがない分、横方向は余裕がたっぷりとあり、キーピッチは19mmのフルサイズだ。縦方向には少しキーが変形してはいるが、入力に支障があるようなものではない。EnterキーやBackSpaceキーが大きく、カーソルキーが独立しているあたりがかなりつかいやすい。キーストロークは1.6mmで、しっかりと押し込む感触がある。軽いタッチで、ミスが少ない入力のできそうなキーボードといえるだろう。

 ポインティングデバイスはジェスチャー対応のタッチパッドとアキュポイントの両方を搭載している。タッチパッドの奥側にあるクリックボタンは、アキュポイント利用時に活用する。タッチパッド利用時には、パッドに一体化されている方のクリックボタンを使う形だ。

 文字入力を主体とした使い方だとタッチパッドを使うためにキーから手を離すのが面倒に感じることもあるが、ユーザーの好みやその時の作業内容によって利用するポインティングデバイスを切り替えられるのはおもしろい。

アイソレーションタイプのキーボードと2種類のポインティングデバイスを搭載

 次回は、ベンチマークによる性能評価を含めて使い勝手について紹介しよう。

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