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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第17回

月額712円のDMM mobileをXperia Z3 Compactで試す!

2015年01月22日 12時00分更新

文● 正田拓也

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筆者の元に届いた「DMM mobile」のSIMカード。設定方法について書かれた紙も入っている

筆者の元に届いた「DMM mobile」のSIMカード。設定方法について書かれた紙も入っている

 格安SIMの中でさらに格安さを競う事態になっている格安SIM。といっても今や格安SIMを使いこなしているユーザーは安さだけを求めているのではなく、品質や機能が伴ったものが人気だ。

 そこで、今回は2014年末に登場したばかりの「DMM mobile」を試してみた。月額660円(税込712円)という価格で月間1GBの高速通信が使えるが、その速度や機能面はどうなっているのか、紹介していきたい。

税込712円で月間1GBの高速通信ができる「DMM mobile」

 最初にDMM mobileの料金や機能を確認しておこう。ドコモのネットワークを使ったMVNOで、高速通信時の規格上の最高速度は150Mbps。高速通信の月間容量はコースにもよるが最安となる1GBで税込712円から。SMS付き、音声通話付き、シェアコースもあり、容量も月間1GBから10GBまで7種類ある。

 高速通信時に速いのはもちろんだが、容量をオーバーした場合の通信速度は200kbps。しかし「バースト」機能があるため、低速になってしまっても快適さが完全に失われてしまわないようになっている。

 バースト機能とは、DMMモバイルによれば「低速状態でもはじめの一定量だけ高速通信で読み込みを行なう」とのことで、テキストがメインのページの読み込みなど、容量の少ないページであれば高速状態と変わらない読み込み速度が期待できる。

 このバースト機能、どこかで聞いたことがあるかもしれない。格安SIMで人気のIIJmioで採用されている機能で、低速通信時でも使い物になるIIJmioと同じと考えればいいだろう。

ウェブサイトから使用容量の確認や高速通信のON/OFFができる

ウェブサイトから使用容量の確認や高速通信のON/OFFができる

 高速通信容量を節約するための機能は、高速データ通信のON/OFFができる。これはアプリではなく、DMMモバイルのサイトにログインしてウェブブラウザー上で行なわなければらないが、高速通信容量を節約することは可能だ。

 使うための設定だが、IDとパスワードは全ユーザー共通。設定値もウェブサイトに公開されているので、端末を取り替える場合であってもすぐ設定できる。

申し込みから大体1週間程度で到着!

DMM mobileの申し込みはウェブサイトから行なう

DMM mobileの申し込みはウェブサイトから行なう

 実際の利用だが、リアルな店舗での販売は現在のところなく、ウェブから申し込みを行なう。筆者の場合、年末年始を挟んだため、その分を差し引いて1週間ほどで届いた。サービス開始直後や年末年始の後ということもあると思うので、通常時はもう少し早く届く可能性もある。

 加入時の初期費用は3240円。これはほかのサービスと同様。現在はサービスのスタートを記念したキャンペーン中ということで、音声通話のSIMを申し込んだ場合のみ、開通月とその翌月の基本料が無料になるキャンペーンを行なっている。

 プランはデータのみか音声通話付きの2つから選べ、月間の高速通信容量は1GB、3GB、5GB、7GB、8GB、10GBの6段階。データのみにはSMS付きのオプションが月額162円、8GBと10GBではシェアプランも選択でき、有料だがSIMカードを追加して容量をシェアできる。

 短期利用の制限は開通翌月末まで。データのみの場合はそれ以外に制限や解約手数料はないが、音声通話付きのSIMは「利用開始日を含む月の翌月から12ヵ月後の月末日まで」が最低利用期間としており、それ未満の場合は9720円の解約手数料がかかる。

 容量やプラン変更についてウェブサイトではまったく言及がないが、加入者向けのページににも変更手続きがなく、現在のところ変更はできないので注意が必要。ただし、サービス開始直後なので今後変更される可能性もある。

 短期間に大量の通信を行なった場合の制限も特にない。ただし、200kbpsの低速通信に切り替わった場合に、3日あたり366MBを超えると速度を制限する場合があるというが、高速通信をしている間は問題ない。

(次ページへ続く、「高速通信時は常に10Mbps越え! 時折20Mbpsも記録!!」)

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