【au2015春スマホ】INFOBARの新型！ Androidなのにガラケーも 第9回

シャープ、話題沸騰のガラケースマホ 「AQUOS K」を改めて発表！

通称ガラホ（？）が注目を浴びたシャープ

　今日19日、シャープは都内で2015年春モデルの発表会を開催した。先日のau発表会で公開されたように、同社の春モデルは4.5型スマホの「AQUOS SERIE mini SHV31」と、新世代フィーチャーフォン「AQUOS K SHF31」の2機種だが、今日は「AQUOS K SHF31」のみが紹介された。

　冒頭のプレゼンテーションを担当した同社 常務執行役員 通信システム事業統括 兼 通信システム事業本部長 長谷川祥典氏は「携帯電話の市場はスマホが伸びたとはいえ、いまだにフィーチャーフォンが約半分のシェアを占めています。これまでシャープが発売したケータイは200機種以上。ケータイもまだまだ進化します。すべてのお客様に新しい価値を提供していくために、すべてのケータイを新世代に変えていきたい」と語り、同社もAQUOSブランドで多数のスマホを発表しているものの、次世代型フィーチャーフォンにも注力するという。

シャープ 常務執行役員 通信システム事業統轄 兼 通信システム事業本部長 長谷川祥典氏

フィーチャーフォンは一時期進化が止まってスマホに押されがちだったが、このようなスマホの良さを取り入れて再び進化を始めた

フィーチャーフォンユーザーの3割は、機種変更で再びフィーチャーフォンを選ぶという

　次にAQUOS Kのプレゼンテーションが行なわれた。端末についての詳細はこちらの記事を参照にしていただきたい。新しい世代のフィーチャーフォンとして注目されたAQUOS Kは、これまで登場したケータイ型スマホとは違い、スマホのいいところを取ったケータイというアプローチ。クアッドコアCPU、Android 4.4、4G LTE対応など、スマホの最新トレンドを押さえつつ、ケータイとしての使い勝手を大幅に進化させている。

ずらりと並んだシャープ製端末の数々。数年前の端末がすでに懐かしい。それだけここ数年の携帯電話業界の進化スピードが速かったということだ

タッチパネル非搭載で汎用のAndroidアプリは使えないが
バッテリー駆動時間の延びという大きなメリットが

　AQUOS KにはAndroidを搭載しているが、タッチパネル非搭載ということもあり、Google Playには接続できず、プレインストールされているアプリとauスマートパスから提供されるアプリのみが使える。

　一方でタッチパネルを思い切って採用しなかったことにもメリットがあり、通常のケータイ以上のバッテリーの持ちを実現しているという。担当者に聞いたところ「以前発売したケータイ型スマホは無理にタッチパネルを採用したことで、電池が全然持たずに結果としては惨敗だった。今回のAQUOS Kはあのときの反省点が活かされている」とのことだ。

　ネットワーク機能は通常の4G LTEのほかに、Wi-Fi接続やテザリングもできる。Wi-Fiが飛んでいるところではWi-Fiに接続してパケット量を節約し、スマホやタブレットとの2台持ちのときはテザリングを使うなど、フレキシブルに活用できそうだ。

　質疑応答ではMVNOへの対応や他キャリアへの展開に関する質問も出たが、いずれも「今後検討していきたい」との返答だった。

　AQUOS Kは2月下旬にauから発売される。

「AQUOS K SHF31」の主なスペック
メーカー	シャープ
ディスプレー	3.4型液晶
画面解像度	540×960ドット
サイズ	約52×113×17mm
重量	約124g
CPU	1.2GHz（クアッドコア）
内蔵メモリー	1GB
内蔵ストレージ	8GB
外部メモリー	microSDHC（最大32GB）
OS	Android 4.4
最大通信速度	下り最大150Mbps
キャリアアグリゲーション	×
WiMAX 2+	×
VoLTE	×
無線LAN	IEEE802.11n（2.4GHz対応）
テザリング	○（最大10台）
国際ローミング	GSM／W-CDMA
カメラ画素数	リア：約1310万画素CMOS
バッテリー容量	1410mAh
FeliCa	○
ワンセグ	○
フルセグ	×
赤外線通信	○
防水／防塵	○／×
卓上ホルダー	○
SIM形状	nanoSIM
連続待受時間（3G／LTE）	約610時間／約470時間
連続通話時間（3G）	約620分
カラバリ	レッド、ホワイト、ブラック
発売時期	2月下旬

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