扱いやすい薄型ヒートシンクの
Thermalright「TRUE Spirit 140 Power」
最後は奥行き53.4mmのヒートシンクと140mmファンで構成されたThermalright「TRUE Spirit 140 Power」だ。
●対応ソケット:LGA775/1150/1155/1156/1366/2011/2011v3、Socket AM2/AM2+/AM3/AM3+/FM1/FM2
●寸法/重量:155(W)×53.4(D)×171.2(H)/約1040g
●ファン回転数:900~1300rpm ±10%(PWM制御)
●風量:28.3~73.6CFM
●ノイズ:17~21dBA
●実売価格:7500円前後
●製品情報URL:http://www.dirac.co.jp/truespirit-140-power/
6本の8mm径ヒートパイプと奥行き53.4mmの薄型ヒートシンクを組み合わせたサイドフロー型。メモリーとの干渉の心配が少ないのがポイントになるが、「Archon IB-E X2」のようなオフセット設計のヒートシンクではないので、拡張スロットのクリアランスには注意が必要。
デュアルファンの「Archon IB-E X2」に迫る冷却性能と30dBA台の静粛性を発揮した点は評価できるが、こちらも価格がネック。5000円を切る価格帯なら、選択肢のひとつとしてオススメできる性能だが、7500円前後では、ちょっと厳しい。
アイドル時(Standard Mode) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
CPU温度 | チップセット温度 | メモリー温度 | VRM温度 | ファンノイズ | ファン回転数 | |
32 ℃ | 34.6 ℃ | 29.0 ℃ | 31.6 ℃ | 36.8 dBA | 1324 rpm | |
純正より | +5 ℃ | +3.0 ℃ | +3.4 ℃ | +1.0 ℃ | +1.7 dBA | -326 rpm |
高負荷時(Standard Mode) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
CPU温度 (最高) |
チップセット温度 | メモリー温度 | VRM温度 | ファンノイズ | ファン回転数 | |
80 ℃ (91 ℃) |
35.4 ℃ | 41.4 ℃ | 34.6 ℃ | 36.6 dBA | 1344 rpm | |
純正より | -13 ℃ (-7.0 ℃) |
+1.0 ℃ | -2.8 ℃ | -2.1 ℃ | -1.9 dBA | -758 rpm |
アイドル時(Silent Mode) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
CPU温度 | チップセット温度 | メモリー温度 | VRM温度 | ファンノイズ | ファン回転数 | |
33 ℃ | 32.7 ℃ | 34.2 ℃ | 35.9 ℃ | 32.8 dBA | 320 rpm | |
純正より | +6 ℃ | +1.1 ℃ | +8.6 ℃ | +5.3 ℃ | -2.3 dBA | -1330 rpm |
高負荷時(Silent Mode) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
CPU温度 (最高) |
チップセット温度 | メモリー温度 | VRM温度 | ファンノイズ | ファン回転数 | |
82 ℃ (90 ℃) |
34.5 ℃ | 44.7 ℃ | 37.5 ℃ | 36.1 dBA | 1340 rpm | |
純正より | -11 ℃ (-8.0 ℃) |
+0.1 ℃ | +0.5 ℃ | +0.8 ℃ | -2.4 dBA | -762 rpm |
計12製品のテストがひと通り終わったので、次回はいよいよ王座決定だ。各製品の結果をまとめて比べていこう。
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