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2014年CPUクーラー最強王座決定戦第2回

安価かつ高性能! 2014年CPUクーラー王座決定戦【第2回】

2015年01月21日 12時00分更新

文● 藤田 忠

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 毎年恒例企画の「CPUクーラー最強王座決定戦」。2014年版は、昨年発売された数多くの空冷CPUクーラーの中から12製品をチョイス。リテールクーラーを含めた13製品の性能を比較する。

2014年に発売されたCPUクーラーのなかから12製品をピックアップ。その冷却性能をテストした

 第2回は、定番メーカーのCoolerMasterを2製品、DEEPCOOL、Thermaltake、サイズで各1製品の計5製品を検証していこう。

 テスト環境や方法は2013年版と変わってるため、まだ第1回を見ていない人はそちらを参照してもらいたい。

テスト環境
CPU Intel「Core i7-4790K」(4GHz/TB時4.4GHz、4コア/8スレッド)
マザーボード ASRok「Z97 Extreme4」(Intel Z97 Express)
メモリー PC3-12800 8GB×2
グラフィックス Intel HD Graphics 4600(i7-4790K内蔵)
SSD CFD「CSSD-S6T256NHG5Q」(256GB)
電源ユニット Seasonic「SS-750KM」(750W/80PLUS GOLD)
OS Windows8.1 Pro Update(64ビット)

大御所CoolerMasterの
大型モデル「V8 GTS」

 車のV型8気筒エンジン風デザインが特徴の「V Series」の最新モデルで、2008年に登場したCooler Masterの「V8」をリファインした「V8 GTS(RR-V8VC-16PR-R1)」。

 そのデザインに、まず目を奪われるが、最大の特徴は内部に封入した液体が気化と液化を繰り返すことで、CPUベースからの熱を効率よくヒートシンクへ移動させるベイパーチャンバーだ。ほかにもトリプルタワーフィン、直径6mm×8本のヒートパイプ、140mmデュアルファンなど、多くの注目ポイントを備える1万円オーバーのハイエンドCPUクーラーになっている。

●対応ソケット:LGA775/1150/1155/1156/1366/2011/2011v3、Socket AM2/AM2+/AM3/AM3+/FM1/FM2
●寸法/重量:149.8(W)×154(D)×166.5(H)/約1074g(ヒートシンクのみ854g)
●ファン回転数:600~1600rpm ±10%(PWM制御)
●風量:28~82CFM ±10%
●ノイズ:16~36dBA
●実売価格:1万1500円前後
●製品情報URL:http://apac.coolermaster.com/jp/product/Detail/cooling/v-series/v8-gts.html

 トップやサイドが風の流れを整えるカバーで覆われているのもあり、第一印象は、デカいのひと言。実寸的にも大きく、マザーボードのレイアウトによっては、最上段のPCI Experss x16スロットに搭載したビデオカードと干渉する可能性がある。サイドも樹脂製カバーで覆われているので、ビデオカードの基板と接触してもショートすることはないが、気をつけたい。

 ただ、CPUソケットよりのファン配置と小型の横向きヒートシンクのおかげで、140mmファン採用の大型CPUクーラーの割にメモリースロット上部には余裕があり、全高40mm程度のヒートスプレッダー搭載メモリーなら使用できる。また、CPUクーラーを取り付けた状態でのメモリー抜き差しも可能になっているのはいい。

トップとサイドは樹脂製カバーで覆われている。横幅は150mm近いため、拡張スロットの位置や搭載するビデオカードによっては干渉する可能性もある

 独特なデザインにより、取り付け難易度が高くなっている点も気になる。パックプレートなどは、数多くのCPUクーラーを手がけているだけあってスムーズに取り付けできるのだが、最終工程のヒートシンクの固定にナット締めが採用されており、CPUソケット周りにあるヒートシンクの形状や大きさによっては、ナットを締められない自体に陥る可能性も。

 一応、付属レンチはナットに引っかかりやすいように工夫されているのだが、それでも着脱には手間取る。

 デザインだけでなく音も、「V8エンジンをイメージをしているのか!!」(心地良いV8エンジンサウンドとは、まったく違う)と、思わず考えてしまった爆音になっている。

 CPU冷却性能も50 dBA台のファンノイズの割には、最高温度87度といまひとつといわざるを得ない。ファン風量は多いので、メモリーやVRMといったCPUクーラーのエアフローが影響する箇所の冷却効果は高いのだが……

アイドル時(Standard Mode)
  CPU温度 チップセット温度 メモリー温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  28 ℃ 27.5 ℃ 24.1 ℃ 23.5 ℃ 56.1 dBA 1549 rpm
純正より +1 ℃ -4.1 ℃ -1.5 ℃ -7.1 ℃ +21 dBA -101 rpm
高負荷時(Standard Mode)
  CPU温度
(最高)
チップセット温度 メモリー温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  78 ℃
(87 ℃)
26.4 ℃ 32.5 ℃ 26.7 ℃ 56.5 dBA 1557 rpm
純正より -15 ℃
(-11 ℃)
-8 ℃ -11.7 ℃ -10 ℃ +18 dBA -545 rpm
CPU:OCCTテスト中の温度推移。10分間のストレステストと5分間の待機状態
アイドル時(Silent Mode)
  CPU温度 チップセット温度 メモリー温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  37 ℃ 26.6 ℃ 26.5 ℃ 26.6 ℃ 43.3 dBA 1014 rpm
純正より -10 ℃ -5.0 ℃ +0.9 ℃ -4.0 ℃ +8.2 dBA +636 rpm
高負荷時(Silent Mode)
  CPU温度
(最高)
チップセット温度 メモリー温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  80 ℃
(88 ℃)
28.5 ℃ 34.1 ℃ 28.3 ℃ 50.4 dBA 1317 rpm
純正より -13 ℃
(-10 ℃)
-5.9 ℃ -10.1 ℃ -8.4 ℃ +11.9 dBA -785 rpm
CPU:OCCTテスト中の温度推移。10分間のストレステストと5分間の待機状態

→次のページヘ続く (CoolerMaster「Hyper D92」

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