かわいい我が子をどこに連れて行こう? 写真: Philippe Put
共働きの子育てはとにかく忙しい。専業主婦(主夫)と違い、いわゆる「ママ友」ネットワークもないため、子育てに必要な情報が不足しがちだ。せっかくの週末、子供とどこかへ行こうにも情報がないため、結局「いつもの公園」「いつもの児童館」になってしまうという苦労も知り合いから聞かされた。
そんな中、子供を連れていける場所の口コミアプリ「コモリブ」(comolib)が好調だ。子育て世代のパパママ利用者が、公園、レストラン、ホテルなどの口コミを読んだり、書いたりできる。口コミ数は昨年10月のリリースから現在までの3ヵ月足らずで1万件を超え、競合となる口コミサイト「いこーよ」の8000件を上回った。
掲載先の基本的な情報は、開発元センジュの独自調査および有志の協力による。施設の管理者に直接連絡をとり「授乳室」「個室」といった設備があるかを調査して掲載している。同社では1月5日にアプリをバージョンアップし、掲載エリアを東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県から、札幌・名古屋・大阪・福岡などに広げた。
新バージョンでは新着クチコミリストを表示して話題のスポットを追えるようにしたほか、「オムツ替え施設があるか」といった絞り込み検索にも対応。利用者同士がフォローしあう機能をつけたことで、より情報交換をしやすくした。この施設を載せてほしいといったリクエスト機能も設けている。
センジュ代表の曽原健太郎CEOは元マッキンゼーのコンサルタント。曽原CEO自身が共働きの父親として発想した起業理念に共感し、アプリデザイナーや広報担当者はいずれも共働き世代が集まっているそうだ。