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省スペースで大画面、テレビも見られる

「HORIZON 2」は楽しい、パソコンの新しい地平感じる

2015年01月06日 14時00分更新

文● 石井英男、写真●篠原孝志(パシャ)

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マルチタッチ対応の独自UI「Aura」も魅力

 HORIZON 2とHORIZON 2eは、ハードウェアのデザインがユニークなだけでなく、搭載されているソフトウェアもユニークで魅力的だ。その代表が、独自のユーザーインターフェース(UI)を実現した「Aura」である。

マルチユーザー対応の専用ユーザーインターフェース「Aura」を搭載。マルチタッチ操作で写真や動画、音楽など様々なデータを360度どの角度からも見やすく操作できる

 Auraは、画面を水平状態にして複数人が同時に使うことを想定したインターフェースであり、円盤状のメニューを指で回転したり、移動させたりできるので、ユーザーと画面の位置関係を問わず利用できる。

Auraを利用して操作を行っているところ。

 写真、動画、音楽、教育、ゲーム、アプリ、App Shopの7つのメニューがあり、タップすることでコンテンツのサムネイルが円盤の周りに弧を描くように表示される。サムネイルをタップすると、独立した小さなウィンドウが表示されるが、そのウィンドウの場所やサイズ、角度も指先一つで自由に変えられる。

Aura UをインストールしたAndroid端末をHORIZON 2/2eの画面の上に載せると、Android端末の円盤メニューが表示される(右下がAndroid端末の円盤メニュー)。Andorid端末を軽く振ると、1枚ずつ写真がHORIZON 2/2eに転送される(左上の写真)

Auraでは、QRコードを表示させて、そこからPlayストアにアクセスし、Android用の「AuraU」アプリのダウンロードが可能。

 マルチタッチ機能を活かして、5本指でタッチして指を広げると、散らばっていたウィンドウが全て画面の周辺に追いやられ、また指を閉じると元に戻るといったユニークな機能も搭載されており、触っていてとても気持ちがいい。

 さらに、Android搭載端末との連携機能も搭載している。Andorid端末側に「Aura U」(Playストアから無料でダウンロード可能)をインストールし、端末をHORIZON 2/2eの液晶に載せるだけで、Wi-Fi Direct機能により、HORIZON 2/2eと接続され、Auraのデスクトップの上にAndroid端末の円盤メニューが表示される。

 その円盤メニューから、Android端末側の写真や動画などをHORIZON 2/2eの液晶で閲覧できる。また、HORIZON 2/2eの画面の近くでAndroid端末を軽く振ると、新しいものから順に1枚ずつ、写真がHORIZON 2/2eに転送される機能も搭載されている。

 Auraは、WindowsやAndoid、iOSといったGUIベースのUIをさらに進化させたUIを実現しており、HORIZON 2/2eのコンセプトがよくわかるアプリといえる。

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