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年末の大掃除 ラクしてPCを綺麗にしよう! 第3回

ホコリたっぷり! PC掃除術のキホンは吹き飛ばし

2014年12月27日 12時00分更新

文● 藤田 忠

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お掃除の最終兵器!?
超強力ブロアーで効率アップ

 ここでホコリ飛ばしに超役立ち、コストパフォーマンスも抜群な大掃除の強い味方を紹介しよう。それが電動式のブロアーだ。エアダスター6本分ほどの3000円程度ながら、エアダスターとは比べものにならない風量で吹け、連続使用しても吹き出し力が低下することはないのがポイント。

 安価な製品は非常にうるさいのが難だが、エアコンのフィルターや洗車後の水飛ばしなど、いろいろ使える。

筆者が昨年Amazonで購入した電動ブロアー。すでに同型番の販売は終了していたが、“ブロアー”で検索すれば同等製品が見つかる

 狭いところや集中してブローしたいところはエアダスター、全体は電動ブロアーといった具合に使い分ければ、PCお掃除の効率は大幅アップ間違いなしだ。

吹くだけで十分綺麗になる!!

 吹いて吹いて吹きまくったPCとNASの内部がこちら。湿気やヤニなどで付着してしまった細かなホコリは残っているが、かなり綺麗になっており、ファンのブレード部などにこびりついていたホコリもほとんど除去できている。

エアダスターを吹く前(左)と後(右)。メモリーの基板や固定具が綺麗に

PC(左)、NAS(右)のファンも、見事にホコリが吹き飛んでいる。NASのほうは、拭き掃除も不要なくらいだ

エアダスターを吹く前(左)と後(右)。吹くだけでケーブルに付着していたホコリも飛んでいる

 ホコリを吹き飛ばすだけでも、十分綺麗になった感があるが、この際HDDや光学ドライブなどもドライブベイから外し、拭き掃除だ。もちろん、ドライブベイも忘れずに掃除。そしてPCケースファンやCPU、ビデオカードの冷却クーラー部なども綺麗にしてあげれば完璧だ。

 なお、PCケースの狭い部分やファンなどの拭き掃除には割り箸を使うといい。ウェットティッシュを巻き付けて溝を掃除したり、4つ折りにしたティッシュを先端に挟んですき間に押し込んだりと、いろいろなところを簡単に拭き掃除できる。

 ただ、力を入れ過ぎると、ファンやコネクターなどを破損させてしまうこともあるので、注意しながら拭こう。

割り箸にウェットティッシュを巻き付けて、狭いところをフキフキしてあげよう。ちなみ窓のサッシなど、PC掃除以外にも活用できる

掃除しにくいファンの羽根や手(指)が入らないすき間の奥もラクラク拭けるようになる

PCの快適動作に重要な冷却クーラーを徹底お掃除

 安定したPC作業とゲーミングに影響するCPUとビデオカードの冷却クーラー。ヒートシンクやファンに溜まったホコリや汚れを取り除いて、新たな1年間の冷却性能を保てるようにしよう。

 まずはCPUクーラーから掃除していこう。今回は使用者が最も多いと思われるインテルのCPUに付属する冷却クーラーを例に使っている。

LGA 1150/LGA 1155向けのCPUクーラー。この程度ならエアダスターと拭き掃除でピカピカになる

 手始めにマザーボードから冷却クーラーを外すわけだが、取り付け時に押し込んだ4ヵ所のピンに記載されている矢印方向にピンを回し、ピンを上に持ち上げれば固定ロックが外れるので、冷却クーラーをマザーボードから取り外そう。

 あとは、ファンとヒートシンク部を分けてエアダスターで入念にホコリを吹き飛ばし、ウェットティッシュでヒートシンクのフィンやファンの羽根を1枚ずつていねいに拭き掃除していけばオッケーだ。

 なお、エアダスターの吹き方で説明したが、ファンが付いていた側のヒートシンクに付着しているホコリは、排気側となる裏面(CPUコア接触部)から吹いたほうが飛びやすい。

4ヵ所のプッシュピン裏面にヒートシンクとの固定爪がある。爪を外してファンとヒートシンクを分離させよう

汚れのひどいものが編集部内になかったため、あまりホコリは付いていない。この程度なら冷却性能がダウンすることはないといえる

純正クーラーのヒートシンクは裏面からホコリを飛ばそう。ファンのホコリも吹き飛ばしたら、ウェットティッシュで拭き掃除だ

掃除前(左)と掃除後(右)。ホコリ吹き飛ばし&拭き掃除で隅々まで綺麗に

ヒートシンクの凹部にピンの爪を、はめ込めば元通りになる。力を入れすぎてピンを折ってしまわぬように気をつけよう

 今回はインテル純正CPUクーラーで行なっているが、そのほかのサイドフローやトップフロータイプの冷却クーラーも掃除方法は基本同じと思って大丈夫だ。

→次のページヘ続く (ビデオカードも同様にお掃除

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