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iPhoneで電話に出られないことを2タップだけで伝えるテク

2014年12月28日 17時00分更新

文● らいら(@lyrahm

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 iPhoneに着信があっても、移動中などで電話に出られない状況はよくある。そんなとき、着信音やバイブを止めるには、スリープボタンか音量ボタンを1回押し、直接留守番電話に切り替えるには、スリープボタンを2度押しする。ここまでなら知っているiPhoneユーザーも多いだろう。

iPhoneがスリープ解除されていれば、画面の「拒否」ボタンをタップしても留守番電話に回すことができる

 しかし電話を取られなかったとしても、相手に一言事情を伝えるなどの気遣いができればさらにいい。メールで用件を伝えてもらえるようお願いできればその後の対応もスムーズになる。

 実はiPhoneには、そういった事情をたった2タップで伝えられる「メッセージ返信機能」がある。iOS 6からある定番小技だが、着信時のみ現れる機能で意外と使ったことがない人も多いと思うので、あらためて利便性を確認してみよう。

着信中の画面をよく見ると、「メッセージ」というボタンがある。静かな場所で着信があると慌ててしまうが、落ち着いてこのボタンをタップしてみよう

 まず、着信中の画面に表示される「メッセージ」をタップ。「後でかけ直します。」などの候補の中から、返信したい内容を選択する。iPhone同士ならiMessageで、それ以外ならばSMSで「今は電話に出られません…後でかけ直します」など選んだメッセージが送信される。

メッセージは「今は電話に出られません…」+選んだ文章で送られる。「カスタム」をタップすると、メッセージアプリが起動する

 このデフォルトの返信メッセージだが、ややドライな印象を与える可能性もある。自分で文章をカスタムしたい場合は、「設定」から「電話」を選択。「テキストメッセージで返信」をタップし、独自のメッセージへ変更しよう。

会社用、友人用などパターンを作っておくと便利だ。iPhone以外の相手に送信する場合はSMSなので、料金プランや相手のキャリアによってはSMS送信料がかかる

 なお、当たり前ではあるが、発信側が固定電話などで、SMSに対応していない番号の場合はメッセージは届かない。

もし着信してもメッセージボタンが現れない場合は、設定を確認。「設定」→「Touch IDとパスコード」→パスコードを入力→「ロック中にアクセスを許可」項目の「メッセージで返信」をオン

 また、折り返し電話をつい忘れてしまうという人は、リマインド機能を活用しよう。着信中の「後で通知」ボタンをタップし、「1時間後」か「ここを出るとき」のどちらかを指定すれば、設定したタイミングでリマインドされるので便利だ。

「ここを出るとき」を選択した場合、GPS機能によってバッテリーが多少消費されるため、バッテリー残量が少ないときは注意が必要だ

 iOS 8とOS X 10.10「Yosemite」との連係機能を活かせば、iPhoneへの着信をMacに通知し、Macから同じようにメッセージを送ることもできる。昔からあるTipsだが、OSの進化とともにブラッシュアップされているので、活用シーンは今後も増えるはずだ。


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