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Google、検索結果「注文する」ボタンの設置を計画か Amazon 対抗 (WSJ)

2014年12月23日 08時30分更新

記事提供:SEMリサーチ

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Wall Street Journal の報道によると、Google が eコマース分野で Amazon に対抗するため、同社の検索結果の商品ページに、ライバルの 1-Click注文に相当する購入ボタンを設置する計画があるという。

Google はこれまで、検索結果を通じてオンライン小売業者へトラフィックを流している。しかし世界最大の検索会社は買い物客に同社サイトに長く留まってほしいと考えている。同社広報担当者は、「我々は顧客の体験を豊かにするために、様々なアイデアを検討し、テストしているが、お知らせすることは何もない」と回答している。

米Forrester Research の調査によると、2014年第三四半期において米国のオンライン買い物客の39%が Amazon.com で商品探しを始めるのに対し、検索エンジンから商品探しを始めるユーザーは僅か11%に過ぎない。5年前の2009年は、検索エンジンからが24%、Amazon.com からが18%だったが、数字が逆転している。


Google Shopping to Counter Amazon
Testing ‘Buy Now’ Button, Other Enhancements to Build Online Commerce Site
http://www.wsj.com/articles/google-preps-shopping-site-to-challenge-amazon-1418673413


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オンラインショッピング利用者のスタート地点が Amazon.com に置き換えられることを阻止する必要があるので、Google サイト上で商品検索から注文完了まで完結できるようなソリューションが必要だということです。Google 自身はあくまでプラットフォームという場を提供するだけで、実際の商品在庫や販売はサードパーティーのオンライン小売業者が行う形式となります。・・・仮にこれ実施すると、自然検索結果画面において Amazon.com の商品ページがどう扱われるのかが気になりますね。独禁法等の関係で露骨に順位操作などは無理でしょうが、ボタンの表示方法や枠・画面の構成によっては・・・。

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